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川д゚川 糞ったれBAR NEETのようです
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代理
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美しいアイシスの前立腺がピンチ!
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次回!!!!!!美しいアイリスのオシリスが華と散る!!!!!!
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アイラ好きとしてはアイラモルトとアル中読みたいな。
パルミジャーノのデカめのやつやすいんだけどウイスキーのつまみ以外カルボナーラくらいしかおもいつかないから買うか迷うー。
アイラにチーズは最高
しかし、カビ系はくえんの…
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好みど真ん中じゃないか
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男の娘の逆レって菊の花が散るんじゃ
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おねしょた祭りじゃ!!!
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今日の深夜
『お嬢様とワインベースカクテル』
を投下(酔いつぶれなかったら)
この話以降は、2板で連載中の現行
『ラム専門BAR 紅〜Beni〜のようです』
との関連キャラが多くなります。
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http://urx.red/rNLl
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投下遅れてすまそ。
オマケの方なんだけどアイシスの絡み相手キュートかペニサスのどっちがいいかしら?
ちな、どっちもそこまでハードではない模様。
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ペニサスがいいです
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これはペニサス
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キューちゃんの!ちょっとエロいとこ見てみたい!そーれキューちゃん!キューちゃん!
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いいからはやくかけよwww
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ペニサス
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どっちも捨てがたいから両方だ!!
明日普通に仕事だしパンツ履いてないと風邪ひくから早くしろよな!!!
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ペニサス(真顔)
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ここはペニーで
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キュート
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んじゃペニサスでいきますわ。
約30分後に『お嬢様とワインベースカクテル』投下。
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( ー∀ー )「……Zzz……Zzz」
「アヒャ様、どうかお目覚め下さいな」ユサユサ
( ー∀ー )「……Zzz……Zzz」
「お仕事中ですわよ? どうか目を覚まして下さいまし」ユサユサ
( ー∀ー )「……んがぁ〜…………Zzz……Zzz」
「アヒャ様……」ユサユサ
( ー∀ー )「うっせぇなぁ……むにゃ……Zzz……Zzz」
「……」ユサユサ
( ー∀ー )「……Zzz……Zzz」
「……アヒャ様?」
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( ー∀ー )「むにゃ……姉ちゃんいい身体してんじゃねえか……アヒャ……Zzz……Zzz」
「」ピクッ
(* ー∀ー )「ちょっとケツ触らせてくれや……アヒャ………Zzz……Zzz」
「……」
(* ー∀ー )「おぉ……胸もいい感じ……アヒャヒャヒャ………Zzz……Zzz」
「……いい加減に」スッ
(* ー∀ー )「アヒャ……アヒャヒャヒャ……Zzz……Zzz」
|゚ノ#^∀^)つ=●゙))「目を覚ましなさいなこの甲斐性無しがあああああああぁぁぁ」ブンッ
(##) Д )そ「うぎゃあああああああぁぁ!?」バチコ―――ン!!
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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(# ゚∀゚ )「てっめえ『レモン』ごらぁ!? 店長様であるこの俺様のご尊顔をフライパンでぶっ叩くとは何事だああぁぁ!!」
|゚ノ#^∀^)「何が店長様ですか! 営業時間中だっていうのに酒浸りでゴロゴロと寝てばかり!! 少しは恥ずかしいと思いませんの!?」
(# ゚∀゚ )「恥ずかしいも糞も俺様とレモン以外に誰もいねぇだろうが! そもそもここは俺様の店なんだから何してたって構わねぇだろうがぁ!!」
|゚ノ#^∀^)「営業時間中だって私さっきから言っているでしょうが!! 大体アヒャ様がそんなぐうたらな甲斐性無しですから……」
|゚ノ ^∀^)「金曜日の夕食時に!」
|゚ノ ^∀^)「このそこそこ広めのレストランに!!」
|゚ノ#^∀^)「お客様がスッカラカンなのですわよ――――!?」
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( ー∀ー )「……Zzz……Zzz」
|゚ノ ∀ )「」ブチッ
|゚ノ#^∀^)つ―●゙))「だ か ら 寝るなって言ってるんですのおおおおおぉぉぉ!!」ブンブンブンッッッ
(###)Д。 )そ「ぶぎゃあああああぁぁぁ!?」バチコンバチコンバチコ―ン
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…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
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【翌日 某喫茶店】
|゚ノ#^∀^)「全く! 酷い話だと思いませんか!? 先生!!」
(;<―><●>)「んな下らない話の為に休日の新婚夫婦を道すがら呼び止めんなっつーの」
|゚ノ;^∀^)「まあ酷いですわ!! 私と稚内先生の仲だというのに!!」
(;<●><●>)「たまたまキャラ作りしてたのがお前にバレただけだろうが!! あぁ……やっかいな奴にバレちまったぜ」
(*‘ω‘ *)「まあまあ恋する女の相談くらい乗ってやれっぽ。先生?」
(#<●><●>)「大前はOGだし、そもそも担任でも無かったっつうの! 糞、あそこのレストラン行かなきゃ良かった」
-
(*‘ω‘ *)「料理は美味かったじゃねえかっぽ。酒もアホほど揃ってたし」
|゚ノ ^∀^)「是非ともまた来て下さいな。潰れてなければ、ですが」
(;*‘ω‘ *)「いやいや不穏な事言うなよ」
|゚ノ ー∀ー)「はぁ、どうしたらあの方は私の事を見て下さるのでしょうか……」
(#<●><●>)「だからそう言うのを俺に相談すんなっつうの! 同年代の男のダチに聞きゃいいだろうが」
|゚ノ ^∀^)+「女子校育ちの箱入り娘ですので、殿方のお知り合い等ほとんどおりませんわ。私、大前家が一人娘、大前レモナ! でございますもの」ドドン!
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(*‘ω‘ *)「大前ってあの大前グループのだろ? 日本三大財閥の」
|゚ノ ^∀^)「えぇ、黄金堤、大前、杉浦の三大財閥。まあ、ゴールデンコーポレーションの黄金堤は別格ですが」
(*‘ω‘ *)「そんなお嬢様なら箱入りもしゃあ無ぇっぽ。んじゃ、年の近い野郎共がいる所に言ってみるかっぽ!」
( <●><●>)「あぁ、ミルナんとこ? まあ喫茶店でダラダラするよりはいいか」
|゚ノ ^∀^)「?? どこに行くのでしょうか?」
(*‘ω‘ *)「なぁに、ちょっとばかし変わったニートがやってるBARだっぽ」
|゚ノ ^∀^)「はぁ……?」
( <―><●>)(まあ、ミルナやヘッポコに押し付ければ案外すぐ解決したりしてな)
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…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
-
【ミルナ宅】
( <●><●>)「……で」
|゚ノ ^∀^)「」
(;・∀・)「」
|゚ノ ^∀^)「」
(;・∀・)「」
(;<●><●>)「何だこの空気?」
川;д゚川「いやぁ、こっちが教えろよぉ。何だってんだぁ? 糞ったれどもがぁ」
(;*‘ω‘ *)「知り合いには間違いなさそうな雰囲気だけど、なあ?」
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お嬢様かわいい支援
-
|゚ノ ^∀^)「……先生、私。1つだけ言い忘れていた事が御座いましたわ」
(;<●><●>)「な、なんだ?」
|゚ノ ^∀^)「実は私、友人の紹介でとある殿方と3度ほどデートする機会がありまして、ええ、はい」
(;*‘ω‘ *)「で、もしやその相手が……」
|゚ノ ^∀^)「えぇ。ご察しの通り、こちらの残念な殿方代表。毛利様で御座いますわ」
(# ・∀・)「残念言うな! っていうか何でレモナさんがワカさん達とここに!?」
(;<―><●>)「色々あったんだよ……つうかまさかヘッポコの元カノとはなぁ」
-
|゚ノ ^∀^)「御冗談を、先生。恋人などでは御座いませんわ。あくまで友人の顔を立てる為に、形だけのデートをしただけですので」キッパリ
(;―∀・)そ「グハッ……!?」
|゚ノ ^∀^)「正直言いまして、毛利様と過ごした時間は何の思い出も御座いませんの。中身の無い時間とでも言いましょうか……?」
(;・Д・)そ「ギョホッ……!?」
|゚ノ ^∀^)「何と言うか、殿方としての頼り甲斐が皆無とでも申しましょうか? 見た目は、まあ格好いいと素直に称賛させて頂きますが、肝心の中身がスッカラカンでしたわ」
(; Д )そ「あべしっ……!?」
|゚ノ ^∀^)「例を挙げて説明するのならば、そうですわね先ずは真っ先に思い付くのはヘタレですしヘッポコですし空気読めないですし空回りばかりですし間抜けですしお馬鹿ですし……」
( ∀ )「」チーン
(;<●><●>)「すまん、もう止してやれ、な? 引き合わせた俺が悪かったから!」
|゚ノ ^∀^)「はぁ。先生がそう仰いますなら……」
(;*‘ω‘ *)(えげつない程の口撃。大前レモナ、侮れねーっぽ)
-
( ∀ )「」チーン
川д゚川「まぁ燃え尽きたモララーはともかくとしてぇ、この嬢さんはワカッテマスの知り合いかぁ?」
( <●><●>)「元教え子だ、つっても担任じゃねえが。素のキャラで都内のレストランに飯食いにいったら大前が働いてやがってよ」
|゚ノ ^∀^)「あの時は大変、驚きましたわ。まさか学院1の人気者の稚内先生が……ねえ?」クスッ
(;*‘ω‘ *)「末恐ろしい娘だっぽ」
|゚ノ ^∀^)「申し遅れましたが、私。大前家が一人娘。大前レモナ! と申しますわ」ペコリ
川д川「へいへぃ、俺はミルナァ。此方ミルナなぁ。つうか大前って財閥のぉ?」
|゚ノ ^∀^)「ええ、日本三大財閥の大前家で御座いますわ」
川д川「ふぅん、ならマニーと似たような金持ちタイプかぁ」
-
|゚ノ ^∀^)「マニー、と仰いますとゴールデンコーポレーションの。黄金堤様の事をご存じで?」
川д川「あの、ニャアニャアうっせぇチビだろぉ? 俺のダチだよぉ、互いに酒オタクなもんでなぁ?」
|゚ノ;^∀^)「まぁ、驚きですわ」
|゚ノ;^∀^)(まさかゴールデンコーポレーションの統帥の関係者が居るだなんて。ここに御父様がいらっしゃらなくて良かったですわ)
川д゚川「んでぇ、何しに来たんだか知らねえがぁ。とりあえず酒でも飲んだらぁ?」
(;<●><●>)「あ、あぁ。そうだな。つってもヘッポコは使い物にならねーから今日はニューヨークは無しだな」
(*‘ω‘ *)「あぁ、そう言えばレモナ嬢。あのレストランで働いてるって事は酒には詳しいのかっぽ?」
|゚ノ ^∀^)「えぇ、嗜む程度ですがワインの方を少々。ここ最近はあのお方の趣味にあわせてスピリッツばかりでしたが」
-
(*‘ω‘ *)「なら丁度いい、なんか美味いワインベースのカクテル教えてくれっぽ。私もワカもワインはさっぱりでね」
|゚ノ ^∀^)「私などの若輩者でよろしいのでしたら……ところで、この店にはメニューはありませんの?」
川#д川「ウチは店じゃねえっつうの!!」
( <●><●>)「あぁ、悪い。説明すんの忘れてたわ、カクカクシカジカでな」
|゚ノ*^∀^)「サケサケゴクゴクですわ。まあ、こんな立派なショットバー仕立てのご自宅だなんて素晴らしいですわ!」
川д川「へえへぇどうもぉ。まあワインは適当にそこそこのランクのもん出すからそれで妥協してくれやぁ」
|゚ノ ^∀^)「そうですか。では1杯めですし、メジャーな『キール』をお願い致しますわ」
川д川「あいよぅ」
-
【キール】
<参考レシピ>
・白ワイン…適量
・カシス リキュール…少量
グラスによく冷やしたカシス リキュールを少量注ぎ、冷えた辛口の白ワインを注ぎ、軽くステアする。
割合はカシス:ワイン=1〜4 : 9〜6と、好みで。
白ワインを使ったメジャーどころのカクテルとして有名なのが、この『キール』だ。
アルコール度数は比率によって変わるが、大体14°前後。
名前の由来はフランスのとある市長であったフェリックス・キール氏の姓から。
アレンジバリエーションも非常に多く、ベースをスパークリングワインに代えた『キール・ロワイヤル』も同じく人気がある。
カシスを足すだけのシンプルなので、家庭でも簡単に再現でき、余ったワインの処分にも向いている万能レシピ。
ちなみに『ヴァン・ブラン・カシス』という別名があるが、まず普通の日本人には通じないのでキールで注文しよう。
.
-
|゚ノ ^∀^)「頂きますわ」ゴクゴク
(*‘ω‘ *)「ん、思ったより飲みやすいっぽ」ゴクゴク
|゚ノ ^∀^)「ワインベースのカクテルの代表格ですわ。カシスの甘みと赤ワインの深みがマッチングして人気のカクテルですの」
( <―><●>)「あー……甘ったるいしジュースみてえだな」ゴクゴク
(*‘ω‘ *)「まあ確かに度数は弱いけど妊婦の私にゃ丁度いいっぽ」
|゚ノ;^∀^)(妊婦さんがお酒を飲んでよろしいのでしょうか?)
( <●><●>)「大前。次は?」カラン
|゚ノ ^∀^)「先生は酒豪ですわね。では『キティ』などでお口をサッパリさせては如何でしょうか?」
( <●><●>)「ミルナー」
川д゚川「はいよぉ」
-
【キティ】
<参考レシピ>
・赤ワイン…適量
・ジンジャーエール…適量
氷を入れたゴブレットに赤ワイン、次にジンジャー・エールを注いで、ストローを添える。
好みによってレモンスライスを飾る。
赤ワインにジンジャーエールというシンプルなレシピのカクテルが『キティ』だ。
アルコール度数は5°。
赤ワインの深いコクがジンジャーエールの爽やかな辛さと相まって、口の中で清々しくマッチング。
基本的なレシピには等量を混ぜるとあるが、比率などは個人で調節してみよう。
ただし、日本在住のワイン通の方々からは嫌われる可能性がある飲み方なので注意。
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-
( <●><●>)「ん―。こりゃジンジャーエール割りか?」ゴクゴク
|゚ノ ^∀^)「ええ。この程度のシンプルなカクテルならご自宅でも簡単に再現が出来るかと」
(*‘ω‘ *)「確かに。今度の買い出しでワインでも買ってみるかっぽ」ゴクゴク
( <―><●>)「ガキ孕んでんだ。飲み過ぎんなよ?」
(* ーω‘ *)「んなもん言われなくても分かってるっぽ」ゴクゴク
川д゚川「んでぇ? レモナだっけぇ? あんた何しに来たんだぁ?」
|゚ノ*^∀^)「初対面の此方様にこのようなご相談をするのは少々お恥ずかしいのですが……実は私、恋をしていまして」
川д゚川「はぁ? 恋ぃ?」
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( <●><●>)「そうそう。色々あって、こいつの想い人へのプレゼント選びに付き合ってやってからって言うもの、一々俺んとこに愚痴や相談が来るからな」
(*‘ω‘ *)「年の近いモララーやミルナにも話を聴いてもらったらどうだ? って私が提案してな。まあ見た感じモララーはダメっぽいが」
( ∀ )「」チーン
川д川「まぁ別に話聴くだけなら構わなぇけどよぉ……俺はそんなに恋愛経験無ぇぞぉ?」
(*‘ω‘ *)「よく言うっぽ。ヒートとラブラブな癖にぃ」
|゚ノ ^∀^)「ヒート? ……もしや素直様の事ですか?」
川д゚川「あぁん? 知り合いかぁ?」
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|゚ノ ^∀^)「はい。素直様が経営しているお店には私、大変お世話になっていますわ。素直様がお勧めして下さるラム酒はとても美味なものばかりで」
川д川「ヒートんとこの常連だったのかぁ。変な偶然もあったもんだなぁ」
|゚ノ ^∀^)「えぇ。それに、あのお方もヒート様のお店には足しげく通っていらっしゃいますわ」
( <●><●>)「酒が好きらしくてな、そいつ。プレゼントも最終的には酒とデキャンタに決定してたぞ? めちゃくちゃ高いやつ」
|゚ノ ^∀^)「あのお方の為ですもの。お金など幾ら使っても惜しくはありませんわ」
川д川「一途だねぇ。んでぇ? 具体的な話はぁ? またプレゼントでも贈るのかぁ?」
|゚ノ;^∀^)「いぇ……その、あのお方がどうしたら私に振り向いて下さるか、というご相談を……」
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川;д川「また漠然としてやがるなぁ。つぅかその男がどんなやつか知らない俺からしたら言える事なんて無いぜぇ?」
|゚ノ*^∀^)つ「それでしたら、こちらのロケットのペンダントを。あのお方の写真なら肌身離さずに」パカッ
川д゚川「写メじゃなくてロケットとはまた古風だねぇ……どれどれぇ?」
【( ゚∀゚ )】
川д゚川「あれぇ? こいつアヒャじゃねぇかぁ?」
|゚ノ*^∀^)そ「まあ! アヒャ様の事をご存知で!?」
( <●><●>)「なんだ? ミルナの知り合いなのか?」
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川д゚川「『笑角福アヒャ』、高校の頃のダチだぁ。年に2、3回はウチで飲んでるぜぇ。 確か都内でレストランやってんだろぉ?」
|゚ノ*^∀^)「えぇ! その通りですわ!! 私はそこでアヒャ様のお手伝いをさせて頂いてますの!!まぁ、まぁ! なんて素敵な縁なのかしら!!」
(*‘ω‘ *)「こりゃまた偶然だっぽ。ミルナのダチなら話も早いんじゃねぇかっぽ?」
川;д川「えぇ……いやぁ? まぁ、うぅん……?」
( <●><●>)「なんだその反応」
川;д川「いやぁ、レモナにゃ悪いけどよぉ? ちょっと諦めた方がいいんじゃねえかぁ?」
|゚ノ;^∀^)「まぁ! なぜそのような殺生な事を!?」
( <―><●>)「何か訳ありなのか?」
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川;д川「いやぁ、見た感じ純情そうなお嬢様の相手にゃ相応しく無ぇっつうかぁ……ちょっとアレなやつだからなぁ?」
( <●><●>)「アレ?」
川д゚川「控えめに言ってクズ」
(;<●><●>)「控えめで!? っていうかそいつに惚れてる大前の前で言うなよ!!」
|゚ノ ^∀^)「まあ否定は致しませんわ」
Σ(<●><●>;)「否定しねぇの!? お前クズに惚れてるの!?」
|゚ノ ^∀^)「ただのクズでは御座いませんわよ? アル中で女ったらしでサボり魔でケンカっ早くて自己中心的で学力も無くて……」
(;<●><●>)そ「想像以上のドクズじゃねえか!? 一応教師として言っておくがソイツは辞めとけ!!」
(;*‘ω‘ *)「世界で一番教師らしく無いお前です心配するレベルか」
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|゚ノ;^∀^)「うぅ……確かにロクでも無い方だというのは分かってますわ!! 自由恋愛を認めて下さる御父様ですら『アレだけは止めろ』と土下座しながら半泣きで説得されましたし」
(;<●><●>)そ「相当なレベルじゃねえか!? もう辞めとけよマジで!! 会ったことも無いお前の親父さんが哀れになって来るレベルだぜ!?」
|゚ノ#^∀^)「でも! でも好きになってしまったものは仕方無いのですわ!! アヒャ様の前でだけは、私は大前家が一人娘としてでは無く」
|゚ノ; ー∀ ー )「一人の、ただの、レモナとして。自然体で過ごせるんです……ですので、諦めるなんて出来ませんわ」
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川;д゚川「うわぁ……お前ぇマジでメッチャいい娘じゃん。いやぁ、相手がアレじゃなかったら素直に応援するんだけどなぁ……」
(;*‘ω‘ *)(どんだけ酷いやつなんだっぽ)
|゚ノ ^∀^)「……申し訳ございませんわ。私としたことが、少々熱くなってしまいましたわ。お恥ずかしい」
川д川「まぁ気にすんなぁ。とりあえずコレでも飲んでクールダウンしろぉ」スッ
|゚ノ ^∀^)「これは、『アメリカン・レモネード』でしょうか?」
川∀川「正解ぃ」
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【アメリカン・レモネード】
<参考レシピ>
・赤ワイン…30ミリ
・ミネラルウォーター…適量
・砂糖…15グラム
・レモン…1個
あらかじめレモンの皮を螺旋状に剥き、果実を絞りジュースを作っておく。
次にタンブラーにレモンジュースと砂糖、ミネラルウォーターを注ぎステアし、レモネードを作る。
氷をいれ、最後に赤ワインを静かに注ぎ、フロートさせる。
赤ワインのフロートが美しい、大人のレモネード。
アルコール度数は3%だが調節可能。
ぶっちゃけレモネードが出来た時点で8割りがた完成したようなもの。
見た目に拘るならやはり飾りのレモンのカットと、赤ワインのフロートを慎重に行おう。
休日の真っ昼間、青空を見上げながら優雅に一杯。
そんなシーンにいかが?
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-
|゚ノ*^∀^)「ふう。レモンの清涼な風味が癒してくれますわ」ゴクゴク
( <●><●>)「このレモンの皮をクルクル螺旋状にカットすんのってカッコいいよな。なかなか真似できん」ゴクゴク
川д川「慣れりゃあ案外簡単だぜぇ? 林檎の皮剥きと大差ねぇ」
|゚ノ ー∀ ー )「はぁ。アヒャ様……」
(*‘ω‘ *)「こりゃ重症。まさに恋の病だっぽ」
川д川「まぁ、最近アイツとも会ってなかったしなぁ? 連絡とってみるかぁ。んでぇ、そん時にでも然り気無くレモナの事について探り入れといてやるよぉ」
|゚ノ ^∀^)そ「まあ、本当でございますか!?」
川д゚川「あぁ。ただ結果にケチはつけんなよぉ? アイツは良くも悪くも正直だからなぁ。特に酒と女に関しては」
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|゚ノ*^∀^)「えぇ、それでも構いませんわ! 此方様、この御恩は忘れませんわ!! もし何か困った事が御座いましたら……」
|゚ノ*^∀^)「この、大前家が一人娘! 大前 レ モ ナ が!! お力にならせて頂きますわ!! オーホッホッホッホッ!!」ドドン!
川;д゚川「いやぁ別に恩って程じゃぁ。っつうかぁ、なかなかお前もキャラ濃いのなぁ」
(*‘ω‘ *)(まさかこのお嬢様がヒートのとこの常連だとわ。私もヒートにちょっと探り入れてみるかっぽ)
( <―><●>)(またぽぽのやつは、お節介な事考えてやがんな?)ゴクゴク
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( ;∀;)(散々ボロクソに言われて、挙げ句元カノのノロケ聞かされて、放置されてる僕って一体……)グスン
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【CLOSE】
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おしまいける。
ちなみにモララーがレモナにフラれたっていう話はトソン登場時に軽く触れてます。
『アル中野郎とアイラモルト』
『面白黒人とフルーツカクテル』
のどちらかを次回。
オマケは新スレ立ててからかなー?
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乙
アイラモルト読みたいなー
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おつおつ
またキャラ濃いのが出てきた
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乙、人間関係こんがらがってるな
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これでレモナが実は男の娘だったら完璧だわ
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話の繋がり的にはアイラ?
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モララーの扱いで笑う
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ごめん、ネタに詰まったんでストーリーとは関係無いやつを次回投下します。
『芸術家達とテキーラ其の2』
『落ち目のキャバ嬢と安ウィスキー其の2』
どっちか投下したあと、ちょっと2板の投下に専念します。
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二つ目の方がいいな!
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本日深夜0時に
『落ち目の女と安ウィスキー其ノ2』
を投下します。
キャラの扱いが割と雑
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(#=゚д゚)「ようやく捕まえた! このじゃじゃ馬が!!」
ミセ#*゚ー゚)リ「触んじゃ無いわよチンピラ崩れ! 何で借りても無い金を私が返さなきゃならないのよ!!」
(#=゚д゚)「だぁかぁらぁ!! テメェがハンコ押した書類がこっちにゃしっかりあるの!! 文句あんならテメェの男を恨め!!」
ミセ#*゚ー゚)リ「知らないわよそんなもん!! どうせアンタらなんて全うな商売してないんだから、アンタらの管理が悪いのよ!!」
(#=゚д゚)「そんな言い訳通用してたらヤクザなんかやってらんねーわ!! いいからとっとと来い!! 川崎のソープに話はついてんだよ!!」
ミセ#*゚Д゚)リ「何でこのミセリ様が……!! 誰かあああああぁぁヤクザに犯されそうな可哀想なミセリ様を助けなさああああい!!」
(;=゚д゚)そ「何でお前この期に及んでもそんなに偉そうなの!? あぁもう何でったってこんなメンドクサイ女の回収を俺がやらなきゃ……」
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「……人の店の前で何やってんのよ? トラ」
(゚д゚=)))「あぁん? こっちは今立て込んで……って」クルッ
('、`*川「ん?」
(;=゚д゚)そ「姐御おおおおおぉぉぉぉ!? 伊藤の姐御じゃないっすかああああぁぁぁぁ!?」
('、`*;川「カタギに姉御って言うな、姉御って」
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【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
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【スナック 伊藤】
((ミセ#*゚Д゚)リ))「はあああなあああせえええぇぇぇ!!」ジタバタ
(;ノAヽ)「暴れんなっこの馬鹿力がっ……!!」
(;`ー´)「なんなんだこの女……いてっ!? 噛むなコンニャロ!?」
ミセ#*゚Д゚)リ「WRYYYYYYY!!」ジタバタ
(;ノAヽ)「吸血鬼かおのれはあぁぁ!?」
(;=ーдー)「まさかあの馬鹿女を追いかけんのに夢中で姐御の店の前まで来てたとは……世話かけて忝ねっす」ペコリ
('、`*川「だから姐御ちゃうって。まあ別に外で騒がれてもアレだから中に入れちゃったけどさあ?」
-
ミセ#*゚Д゚)リ「私のこの手が真っ赤に燃える!! お前ら離せと轟き叫ぶ!! ばあああああああああくぬぇつぅ……!!」
(# ノAヽ)「やらせるかぁ!! おい、お前ももっとしっかり掴めって!?」
(# `ー´)「もう全力で掴んでるわ!! こいつ実はゴリラなんじゃねえのマジで!?」
('、`*;川「アレ、何よ」
(;=゚д゚)「まあ、簡単に言うとカタ代わりなんすよ」
('、`*川「カタ?」
(=゚д゚)「へえ。あいつ、名前は『三瀬ミセリ』っつーキャバ嬢なんすよ。関内の方でナンバー常連だったみたいなんすけど、まあ年齢もあり、落ち目で」
('、`*川「何歳なのよ?」
(=ーд゚)「28っす。まあ25過ぎると引退考えるやつらが多い世界っすからね? あの女もそこで引けばよかったのにプライドが邪魔したんでしょうね」
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('、`*川「つまりはだんだんと売れなくなった。と?」
(=゚д゚)「まさにその通りっす。んで、あいつと一緒に住んでいた男。まあぶっちゃけヒモなんすけど、そいつがウチに借金してたんすよ」
('、`*川「んで? 稼ぎが悪くなった寄生主を見限ってヒモ男は借金押し付けサヨウナリ〜ってか?」
(=゚д゚)「へい。トンズラされたら身内と女を抑えとくのは必須な訳なんすけど、生憎のとこ身内が居なかったもんで」
('、`*川「情婦の落ち目のキャバ嬢に目をつけました、と」
(=゚д゚)「しっかりと連帯保証の書類もありますしねぇ? いくらこっちが阿漕(あこぎ)な商売やってるからとは言え、ケジメつけてもらわねぇとメンツが立たねえっすから」
('、`*川「また典型的なヤミ金のやり方だ」
(=ーд゚)「まさに型にハメるってやつっすね。んで、とりあえず風呂屋にでも流して、1年くらいでサックリ片付けて貰おうと思ってたら……」
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ミセ#*゚゚Д゚゚)リ「GRUUUUUUUUAAAAAAAA!!」
(;ノAヽ)そ「ひぃっ!?……化物!?」
(;`ー´)「まるで女友達が居なくて発狂した金髪ロールの女子高生みたいだ!!」
(;ノAヽ)「なんだお前のやけに具体的なその例え!?」
('、`*;川「思ったより抵抗された、と」
(;=゚д゚)「捕まえては暴れて逃げられを繰り返して、一週間ぶっ続けで逃げやがりまして。ついさっき、ようやくって感じっす」
('、`*川「アンタ出世したんじゃなかったの? 追いかけっこなんて下っ端に任せときゃ良かったのに」
(;=ーдー)「……ギコの兄貴からの直々の命令でして」
('、`*川「ああ、若頭様からの命令じゃあねぇ?」
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(;=゚д゚)「ぶっちゃけた話、借金云々よりも一回事務所に連れてったあの女が、暴れた挙げ句に兄貴の股間を蹴り上げた事に激怒していまして」
('、`*;川「そりゃぶち切れるわ。つか良く殺されなかったね?」
(;=゚д゚)「いや、その現場を見ていた組長が呼吸困難を起こす程に爆笑していまして。俺らが介抱してる内にまたあの女が逃げ出して……」
('、`*;川「あんたんとこの組って大丈夫なの?」
(=゚д゚)「いや、まあ。平和っつーことで」
('、`*川「ヤクザもんが平和を謳歌してていいもんかねぇ?」
(=゚д゚)「まあ俺達も無駄に危ない事に巻き込まれたくは無いっすから」
('、`*川「巻き込むの専門だもんね、アンタら」
(;=ーдー)「耳が痛ぇっす」
-
ミセ#*゚Д゚)リ「何が姐御よ! ジャージでスッピンでからっからに干からびたような女なんかババアで充分よ!! このババア!! ジャージババア!! 女を捨てたカラカラミイラの糞ババアアアアアァァァ!!」
('、`*川「」グサッグサッ グサッグサッ
(#=゚д゚)つ「テメェこの馬鹿女があああああぁぁぁぁぁ!!」ガシッ
ミセ#*>Д゚)リ「キャッ……!? 痛いわよ触んじゃないわよ!!」
(#=゚д゚)「姐御がどんだけ凄い方が分かってんのゴルァ!? テメェなんか風呂屋に流す前に内臓かっさぱいて売り払ってやんぞゴルァ!!」
ミセ#*゚Д゚)リ「やれるもんならやってみなさいよこのチンピラ風情がああああぁぁぁぁ!!」
(#=゚д゚)「上等だゴルアアアアァァァ!! テメェらドス持って来やがれ!!」
(;ノAヽ)「へ、へい!!」
-
('、`*;川「……あぁ、うん。まあ、待ちなさいな」
(;=ーдー)))「あ、姐御!! マジですんませんした。こいつは今から埋めに行くんでどうか勘弁を。何でしたら俺もエンコ詰めますんで!!」ペコペコ
('、`*;川「んな事しなくていいっつーの。つかカタギが指貰っても逆に困るからねマジで? んで、トラや。その娘の借金っていくらよ?」
(;=゚д゚)「へ? まあ、ポッキリ5本っすけど?」
('、`*川「500万ね。ふーん」
('、`*川「んじゃ、それアタシが払っちゃるよ」
(=゚д゚)「」
ミセ*゚ー゚)リ「」
('、`*川「ん?」
-
(;=゚Д゚)そ「はあああああああああぁぁぁぁぁぁ!? 何を考えてんすか姐御おおおおおぉぉぉ!?」
('、`*;川「煩いな〜」
(;=゚д゚)「いやいやいや煩くもなるっすよ!? 何で姐御がこの馬鹿女の借金払うんすかあああぁぁぁ!? マジで意味が分かんねーっすよ!?」
ミセ;*゚Д゚)リ「そ、そうよ! アンタ何考えてんのよババア!!」
(#=。д゚)つ))「まだ言うか貴様はああああああぁぁぁ!? ドスじゃ足りねえええぇぇ長ドスにチャカにダイナマイト持って来いやああああぁぁぁぁ!!」
(;ノAヽ)「兄貴! ダイナマイトは無理っす!!」
(;`ー´)「プラスチック爆弾でご勘弁を!!」
('、`*;川「爆弾は持ってるんかい!! ってかアンタら店を吹っ飛ばす気かい!? や〜め〜なさいっつうの!!」
-
(#=゚д゚)「俺らがチャラにすんならともかくとして! 姐御はマジでカタギの人間じゃないっすか!! 何でこんな馬鹿女を助けるんすか!?」
('、`*川「いや〜。まあ見た目もそこそこだし、ウチで雇っちゃおうかなってさ。ここまで気が強かったら客に物怖じもしないだろうし」
(;=゚д゚)そ「いやこいつ超無礼っすよ!? いくら姐御の器が広いからってこんなのが接客したら店つぶれちゃいますよ!?」
ミセ#*゚ー゚)リ「ちょっと! 元ナンバーワンのミセリちゃんを舐めんじゃないわよ!!」
(#=。Д゚)つ))「お ま え は 引っ込んでろゴルアアアアァァァ!!」
( ノAヽ)(今日もトラの兄貴は叫んでるなぁ……)
( `ー´)(あの人、ウチの組で一番の苦労人だからな……)
-
('、`*川「あ、あんたら何か飲む? トラのツケにしとくよ?」
( ノAヽ)「あ、マジっすか? んじゃ角ハイを」
( `ー´)「走り回って疲れたんでビールを……」
(゚Д゚=#)))「お前らも何さらしとんじゃゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!」クルッ
…………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
-
('、`*;川「……ふぅ、ようやくアイツら帰ったねぇ。まぁトラも苦労人だねぇ」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「さてと、仕事の説明でもミセ*゚ー゚)リ「待ちなさいよ」
ミセ*゚ー゚)リ「アンタ、何考えてんのよ?」
('、`*川「……さっき言った通りさ。人手が欲しくてね」
ミセ#*゚ー゚)リ「だからって私みたいなのを雇う必要無いでしょ!? しかも500万もの大金まで払って!!」
ミセ#*゚ー゚)リ「私に借りを作って死ぬまでコキ使う気なの!? それとも私は出来た人間ですよって聖人君子っぷりをアピールしたいのかしら!!」
('、`*川「……」
ミセ#*゚Д゚)リ「答えなさいよ!!」
-
('、`*川「……」
(ー、`*川「……ふぅ」
('、`*川「アンタ、酒は飲めるかい?」
ミセ*゚ー゚)リ「は?」
('、`*川「酒。キャバ嬢やってたんなら飲めるでしょ?」
ミセ*゚ー゚)リ「……飲める、けど」
('、`*川「ん」スタスタ
ミセ;*゚ー゚)リそ「あっ、ちょっと!?」
ガチャ カランカラン
('、`*川「長くなるから、さ。酒に付き合ってよ」
ミセ*゚ー゚)リ「何よ、この酒?」
('、`*川「ジョニ赤。ウィスキー平気?」
ミセ;*゚ー゚)リ「飲めるけど、こんな安酒なんて……」
(ー、`*川「安酒にゃあ、安酒の良さがあんのよ」チビチビ
ミセ#*ーーー)リ「くっ……元ナンバーワンのミセリ様がなんでこんな酒を!」チビチビ
-
【ジョニー・ウォーカー・赤ラベル】
紳士が飲むウィスキーで有名なジョニー・ウォーカーの一番安価なレーベル。
それがこの赤ラベル、通称『ジョニ赤』だ。
アルコール度数は40°。
安酒独特のアルコール感に隠れがちだが、その味わいは程よくスモーキーで、甘さがある。
スコッチの代表的ブランドということもあり、コストパフォーマンスに優れた1品。
値段で敬遠している人は是非とも1度、ロックや水割りを試してほしい。
.
-
ミセ;*ーД゚)リ「うぇっ……! 辛っ……!?」
('、`*川「辛さの中に確かな香り。それに複雑で弱々しい甘味があんのさ」チビチビ
ミセ;*゚ー゚)リ「こんなのの何が美味しいのよ?」
('、`*川「趣味趣向。と一口で言っちまえばそれはそれで済んじゃう話だけど。アタシゃ、こう思うよ? この味はまるで」
('、`*川「人生みたいな味さ」チビチビ
ミセ*゚ー゚)リ「……意味分かんないんだけど」
('、`*川「人生なんて嫌な事だらけさ、理不尽で辛くて苦くて。どう足掻いてもなかなか上手く行きやしない」
(ー、`*川「それでも死ぬわけには行かないからね? 小さな幸せを求めて、あくせく動いてようやくわずかな幸せ(甘さ)を勝ち取るのさ」チビチビ
ミセ*゚ー゚)リ「……」
-
('、`*川「ウチは片親でさ、親父はアタシが生まれる前に死んでるんだ」
('、`*川「小さい工場の経営者。酒の飲みすぎでポックリ逝った親父が残してくれたのは遺産でも思い出でも無い」
(ー、`*川「途方もない、馬鹿みたいな借金さ」ゴクゴク カラン
ミセ*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「『ホワイトホース』飲むかい?」スッ
ミセ*゚ー゚)リ「要らない」
('、`*川「そ。白馬は美味しいんだけどねぇ?」
-
【ホワイトホース・ファインオールド】
安くて美味い、ウィスキー入門者に是非ともオススメしたい1本。
アルコール度数は40°。
まず、その甘味が特徴。
一般的に値段が高いウィスキーほど甘くまろやかになるが、このホワイトホースは1000円以下で買えるウィスキーにも関わらずハッキリと甘さが感じられる。
追って口の中に広がるスモーキー感も程よく主張。
まさにウィスキーの入門酒である。
ちなみに名前の由来はスコットランド軍の酒場宿である「白馬亭」に由来する
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-
('、`*川「ガキのアタシにゃ良くわかんなかったけどさ、母親は朝から晩まで働いてたよ」
('、`*川「親戚連中は総スカン。親戚まみれのアタシ達親子なんか疫病神扱いさ」
('、`*川「辛かった。満足に美味い飯も食えないことよりも、周りの子供に貧乏人って馬鹿にされることよりも」
(ー、`*川「オカンの。命を削ってアタシを養ってくれてるオカンの力になれない事が辛かった」チビチビ
ミセ;*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「ある日、オカンが倒れた。まあ、毎日ろくに食わず寝ずで働きっぱなしだから当然だけどさ、アタシゃ柄にも無くワンワン泣いたなぁ」
('、`*川「家に帰ってもオカンはいない。周りの人間は同情どころか侮蔑の笑みをぶつけてくる。行く宛てもなく、絶望にまみれフラフラしてた」ゴクゴク
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女友達ワロタ
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ミセ*゚ー゚)リ「……」
('、`*川「……」ゴクゴク
ミセ*ーーー)リ「……どうなったの?」
('、`*川「オカンが退院した後、それまで毎日のように来ていた借金取りが来なくなったんだ。それどこか返済期限も随分と長くなった」
('、`*川「後で聞いたよ。組長さんがアタシ達の借金取り立ててた奴に一声かけてくれたらしくてね。お陰でアタシ達も人並みの生活が出きるようになったんだ」
('、`*川「今は、色々あってアタシはそこそこ金持ち。母親は元気に旅行に行っている。ハッピーエンドってやつさね?」
('、`*川「だけど。それでも、さ?」
(ー、`*川「時々、考えるんだ。もしあの日、あの組長さんと出会ってなかったら……アタシは理不尽な貧しさに、殺されてたのかな? ってさ」
-
ミセ;*゚ー゚)リ「じゃあ、アタシを助けたのって……?」
('、`*川「さあ? 人手が欲しかったのは本当だし、ミセリが可愛いと思ったのは本当だからね。結局はただの気紛れなのさ」
('、`*川「ただ、それでも……心のどこかで」ゴクゴク
('―`*川「理不尽な貧しさに、殺されかけている。ミセリを、昔のアタシに重ねていたのかもね……」カランカラン
ミセ;*゚ー゚)リ「ペニサス……さん……」
(ー、`*川「……」
.
-
>>888の跡
('、`*川「そん時に、優しくしてくれたオッサンがいたんだよ。強面で、髭面で、明らかなヤクザもんだったけどね」
ミセ;*゚ー゚)リ「それって……」
('、`*川「そ、今の組長さんだよ。当時は若頭だったけどね。ボロボロの私に見かねて声をかけてくれたのさ」
('、`*川「アタシは嬉しかった。こんなアタシに優しくしてくれる人がいることが、嬉しかった。だからオカンの事や借金のことも全部話した」
('、`*川「したら、そのオッサン。何か少し考え込んだような顔をしてニッコリ笑ってアタシの頭を撫でながら、こう言ったんだ」
('―`*川「『貧乏は、辛ぇよな? それが理不尽なら尚更だ。俺に任せとけ』ってね」
.
-
('∀`*川「っていう設定だったら2時間ドラマの筋書きに使えそうなんすけどねwwwwwwwwww」
ミセ*゚ー゚)リ「」
ミセ*゚ー゚)リ「は?」
.
-
('、`*川「いやぁ、そもそもアタシん家ってもともと裕福だったし、親父は死んでたけど遺産でウハウハだったし」
ミセ*゚ー゚)リ「」
('、`*川「組長と仲良いのは単純に趣味で仲良くなっただけだしぃ? まぁトラが私にペコペコしてんのは美味い飯とか色々奢ってやってるからだしぃ?」
ミセ*゚ー゚)リ「」
('∀`*川「ぶっちゃけアンタを雇ったのもアタシをババア呼ばわりした落ち目の小娘に嫌がらせしたいだけですからwwwwwwwwwwww」
ミセ*゚ー゚)リ「」
ミセ*゚ー゚)リ「」
.
-
('∀`*川「ねぇ、どんな気持ちw?」
ミセ# ー )リ))「こっ……この……!!」プルプル
('∀`*川「ねぇ。どんな気持ち? 今どんな気持ちwwwwww?」
ミセ#*゚Д゚)リ「こんの糞ババアがああああああぁぁぁぁぁ!! 誰がこんな店で働いてやるかああああああぁぁぁぁ!!」
('∀`*川「あ、じゃあトラに迎えに来てもらおっか? ちなみにアタシが一声かければアソコの組は組長まで動いてくれちゃうよん?」ニヤニヤ
ミセ;*゚Д゚)リ「ぐっ……」
('∀`*川「散々、肉便器扱いされた後は内臓抜かれて沈められちゃうよん? それでも良いのかしら〜ん?」ニヤニヤ
ミセ#*゚皿゚)リ「グギギギギッ……!」
⊂('、`*川「つ〜訳で」ポンッ
.
-
('∀`*川「い〜っぱいコキ使ってあげるから、これから宜しくね?」ニヤニヤ
ミセ#* ー )リ「こっ……このっ……!!」
ミセ#*;Д;)リ「こんの糞ったれの性根ド腐れババアがあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
.
-
川д゚川「んぅ?」
ノパ⊿゚)「どうしたんだ、ミルナ?」
川д川「いやぁ……なぁんか誰かにセリフを取られたようなぁ」
ノパ⊿゚)「??」
-
【CLOSE】
.
-
おつおつ
しんみりしたかと思ったがそんなことなかった
-
おしまいける。
次回は
『貞子ちゃんとハーブリキュール其ノ4』
『アル中野郎とアイラモルト』
『ジョジョヲタと紅茶リキュール』
『百合カップルとジンベースカクテル』
『面白黒人とフルーツカクテル』
『男子会とバーボン其ノ3』
のどれか。
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く、糞ったれだwww
ぶれない糞ったれだwwwww
貞子ちゃんで
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>>876の後
ミセ#*゚Д゚)リ「ちょっと!! そこのアンタらは何を仲良く談笑してんのよこのヤクザどもがああああぁぁぁぁ!!」
(#=゚д゚)「喧しいぞゴルァ!! それから伊藤の姐御はカタギの人間だぞ!! 割とギリギリなグレーゾーンで辛うじてカタギだぞゴルァ!?」
('、`*川「おいこら、ヤクザこら」
ミセ#*゚ー゚)リ「ふんっ!! アンタみたいなヤクザもんと仲良くしてる時点でどんな人間かだなんてたかが知れてるわよ!!」
('、`*;川「まぁ、我ながら全うな人間だとはアタシも思っちゃいないしねぇ? つうかお嬢ちゃん煩いよ…… 」
ミセ#*゚Д゚)リ「こっちの問題に勝手に首突っ込んでくるアンタの方が煩いわよこのババア!!」
('、`*川「おぅふ」グサッ
(;=゚д゚)そ「ばっ!? テメェ姐御に向かって何て口を!?」
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ハーブリキュール好きだから読みたいな
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乙
ひょっとしたらと思ってたオチが当たってワロタ
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ちくしょうまた騙された
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まさかミセリ出てくるとはな。最近読み返しておいて良かった
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