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( ・∀・)たちは「」を謳歌するようです
703
:
名も無きAAのようです
:2015/12/14(月) 23:10:25 ID:oEpnqNs60
立ち上がり様に放たれる。コークスクリューアッパー。
とっさにクロスガードで受けたモララーは、まるで車と衝突したように後ろに大きく吹き飛ばされる。
( ∀ )「がはっ!」
ショボンの打撃が吹き飛ばしたわけではない。あまりの破壊力に、とっさに後ろに飛んだのだ。
中国拳法で人が吹き飛ぶのは、この打撃に対する受け身がよく見られるためである。
チャンバラでジョルジュがショボンにとった戦法に近い。そうやって受け流さなければ、ガードを破られるとの判断だ。
着地際を狙った左ストレートを廻し受けで跳ね除ける。続く右のストレートを腕の側面に当て、タイミングよく押し出しスリップさせて弾く。
ここで想定外。アップライトでガードを上げすぎ、空いた腹に飛び膝蹴りが、ボクシングスタイル故に来ないと思った攻撃が直撃する。
モララー、これに直撃するもなんとか耐えてその首にしがみついた。
ムエタイでいう首相撲。ボクシングでいうクリンチ。相手の首、後頭部あたりを両手の手首と手の側面で抱え、左右に振り回す攻撃。
合間に膝蹴りを入れ、動きを制限し、相手を休ませず、こちらの体力回復を図る時間稼ぎだ。
エンタメを重視するK-1やボクシングでは膠着状態に見えるために嫌われるが、見た目に反して複雑なやり取りを行う難しい技術である。
だが、それすら、圧倒的体格差の前では意味をなさない。
ショボンは背筋だけで、首にしがみつくモララーを持ち上げた。
その姿勢のままボディブロー。たまらずモララーは首を離してそれをガード。
経験差や技術など無視した蹂躙。離れすぎた体躯の差は理不尽な暴力となる。
スポーツや武術の世界では、体格すら才能の一つと言われる。成長速度や努力も才能だが、1つ欠ければ大きなハンデだ。
モララーに努力の才はあった。だが、吸収スピードと体格。この2つを持っていなかった。
故に彼は一流には、達人にはなれない。
( ・∀-)「へへっ」
だがそれでも、才なき彼は諦めない。それだけが彼の武器である。
(;´・ω・)「マジッ……かよ!」
宙に浮き、完全にボディブローをガードしきれなかったにも関わらず、彼はその引手を捉えた!
着地と同時、その掴んだ手首を器用にねじ上げ、ショボンは二度目の膝を突く。
しかし、タダでは転ばない。関節を極められそうになりながらも、ショボンは倒れた勢いを利用してモララーを引き倒すことに成功。
勝負はグランドにもつれこむ!
グランドは確かに体重勝負だ。だが、ショボンは寝技に関して経験がほとんどない。流石に技術差が激しすぎる。
モララーはグランドでも打撃を巧みに利用し、ショボンがそれを嫌って亀になろうとした途端、フロントチョークを仕掛けた。
フロントチョーク、別名ギロチンチョーク。うつ伏せた相手の後頭部ごと首を小脇に抱え込み締める技である。
通常ならば、相手の腰を足で(だいしゅき)ホールドすることにより、完全なロックとなる。
(,,゚Д゚)「入った!」
_
( ゚∀゚)「よっしゃ! 入った! 落とせ!!」
足を絡めることは亀になって防がれたが、首が完全に入った。勝者はモララーか。
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