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▼・ェ・▼その男、所詮、『犬』のようです。
628
:
◆DDAJclyWXI
:2015/10/08(木) 23:23:34 ID:T9UmXfFg0
5分程、幸せの余韻に浸っていた男だったが、先程まで彼が背負っていた棺桶の方に視線を向けると、まるで反射したかのようにパッと部品から顔を離し、壁に立て掛けた自らの宝物に歩を進めていく。
棺の扉を金属同士が擦れる、悲鳴のような音を立てながら開くと、男はそこにいる『彼女』に向けてにこやかに語り始める、、
( ゚"_ゞ゚)「あぁでも待って待って待って待って誤解しないで誤解しないで。これは、君へのプレゼント」
(*゚"_ゞ゚)「ウフフッ……この腰は『君』に相応しい。やはり君こそが至高だ。君の存在そのものがMarvelousだよ……」
『彼女』は何も答えない。
しかし、男の頭には彼女の声が確かに響いており、幸せで堪らないといった顔で一方的かつ奇妙な『談笑』を心から楽しんでいた。
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