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Ammo→Re!!のようです

98名も無きAAのようです:2015/03/15(日) 22:31:46 ID:J8kdJ1IQ0
(;-@∀@)「く、来るな、このファック野郎!!」

走って出入り口を目指すが、男は常に最短距離でアサピーの正面から迫ってくる。
机を乗り越えられるのにそれをしないのは、この男が追うのを楽しんでいるからだ。
よく見れば男の股間は盛り上がり、性的に興奮していることが分かる。
変態だ。

(´^ω^`)「あははははは!! 待ってくれよ!!」

遂に男は机の上に乗り、書類やごみの山を蹴散らしてアサピーに浴びせ、退路を塞いできた。
足を止め、アサピーは最後の抵抗を試みることにした。
最後の武器としてアサピーが選んだのは、胸にさしていたラミーの万年筆だった。
キャップを取り、ペン先を男に向けながら何か気の利いた台詞でもと思うが、何も言葉は出てこない。

(´^ω^`)「冷めるからそういうのやめろよ」

必死の抵抗も虚しく、男はただ足を動かし、ただ万年筆を蹴り飛ばしただけだった。
ペンは剣よりも弱く、蹴りよりも弱かった。
武器は失われ、抵抗する気力も失われた。
目の前に降りてきた男は笑顔を絶やすことなく、その逞しい両腕でアサピーの両肩を力強く掴んだ。

恋人を抱擁するようにして、男はアサピーを抱きしめた。
気色の悪さよりも恐怖が勝った。
指先一つ動かせず、アサピーは男のなすがままにされる。
抱擁を解いた男の手は優しく首まで這い、ごつごつとした指の皮を喉に感じ――

(;-@∀@)「くっ……」

――男のすぐ背後の窓ガラスが砕け散り、黒い影が現れたのを見て取った。


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