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Ammo→Re!!のようです
97
:
名も無きAAのようです
:2015/03/15(日) 22:28:27 ID:J8kdJ1IQ0
男の言葉が正しければ、社内に残っていたアサピーの同僚は皆殺されたことになる。
記事のネタを手に入れようと街に繰り出した同僚以外、全員が。
音もなく。
悲鳴もなく、殺された。
それは手練の証明であり証拠でもある。
ひ弱な自分など、こともなげに殺すことが出来るはずだ。
(;-@∀@)「ひいっ!! こいつぁコトだ!!」
机の上にあった堅そうなものを、手当たり次第に投げつける。
飛んでくる文鎮やペンケースを避けながら、男は一歩ずつ近づいてくる。
それに合わせてアサピーは物を投げながら後退し、どうにか活路を見出そうと思考を巡らせた。
だが浮かぶのは、ただ逃げるという事だけ。
警察に電話をしたり、近隣の人間に助けを求めるために窓ガラスを割って逃げるという事は、考え付きもしなかった。
同僚の机にあったカッターを手に取って刃を三インチまで伸ばし、アサピーはそれを投げた。
しかし所詮は非凡な男の非力な投擲。
軽い手つきでそれを払いのけ、男は笑顔を崩さずに新たな言葉でアサピーを恐怖させる。
(´^ω^`)「ほらほら、そんなに暴れなくても大丈夫だから。
絞殺ってね、思いのほか気持ちいいんだよ?」
確かに、聞いたことがある。
首を絞めて窒息する中で得られる快感は、一度味わえば病みつきになるという噂を。
年に十数件報告される自慰行為、または性行為中の窒息死が後を絶たないのはそのためだ。
だがそれは一度間違えば死に直結する危険な行為であり、快感のために死を選ぶ可能性もある諸刃の剣であることを示している。
死ぬまでに味わう苦痛は少なく、代わりに快感を得ることが出来るとは言っても、殺されることに変わりはない。
殺されるのだけはどうしても受け入れられなかった。
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