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Ammo→Re!!のようです
961
:
名も無きAAのようです
:2018/12/29(土) 09:33:02 ID:P5VaBOs60
ヒートの言葉で意識を切り替え、デレシアは答えた。
ζ(゚ー゚*ζ「私に答えられる範囲でならね」
ノパ⊿゚)「いくつもギルドがあるって話だが、どこに持って行けばいいのかは分かるのか?」
ζ(゚ー゚*ζ「えぇ、棺桶の修理が一番上手い所に持って行くわ。
ただ、あの街はちょっとギスギスしている事が多いから、そこがネックね。
ま、どうにかなるわ」
人が支配する組織である以上、やはり、衝突は避けられない。
ラヴニカでは水面下での探り合いや衝突があり、死人がよく出る。
観光客は護衛を生業としているギルドで腕の立つ人間を雇い、ガイドブックにない場所には決して近づかない。
長生きをしたければそうするべきだし、街の情勢について無知なのであれば当然だ。
ギルド同志の争いに巻き込まれないようにするためには、ギルドを知らなければならない。
棺桶の修理を依頼することは、実際、ほぼ全てのギルドで行える。
しかし、それをどこに持って行くのかによってその後が変わってきてしまう。
格安のギルドに持って行けば、その商売敵が機嫌を損ねるし、高額なギルドを選べばそれを面白く思わないギルドが腹を立てる。
目的によってギルドを慎重に選ばなければ、修理どころではなくなってしまう。
閉鎖的な部分と開放的な部分が入り混じる街、ラヴニカ。
混沌とした雰囲気の部分もあるが、常に活力に満ちているその街がデレシアは好きだった。
群雄割拠、という点で言えばデレシアの故郷に似ていない事もない。
以前までは一カ月以上の時間を要した旅も、スノー・ピアサーを使えば一週間もあれば到着するだろう。
道中、何事もないことを願うばかりだが、ティンバーランドが何もしてこないとは思えない。
ノパ⊿゚)「頼もしい限りだ。
あんたがいて助かるよ」
ζ(゚ー゚*ζ「あら、私も貴女がいて助かってるわよ、ヒートちゃん。
ブーンちゃんも、いてくれてとても助かるわ」
(∪´ω`)゛
気恥かしそうに頷き、ブーンは外の景色に目を向けた。
どうやら、ここからの眺めが気に入ったようだ。
ノパ⊿゚)「そういや、トラギコは大丈夫なのか?
あいつ、あんたの事をずっと逮捕したがってたが、この列車に誰か呼んでないとも限らねぇだろ」
ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫よ、ああ見えて、結構律儀な人なのよ」
もっと言えば、トラギコは律儀で愚直な男だ。
かつてのジョルジュ・マグナーニがそうであったように、トラギコもデレシアを追おうとしているのは分かっている。
それでも彼は、状況を読んで行動を切り替えるだけの自制心があった。
ティンバーランドが如何に巨大な組織であるか、その断片を見ることになったティンカーベルでの一件により、トラギコは一時的にだがデレシアから目を逸らすことにしたのだ。
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