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Ammo→Re!!のようです

95名も無きAAのようです:2015/03/15(日) 22:21:28 ID:J8kdJ1IQ0
ボーナスを使って、デジタル一眼レフカメラを購入すれば更なる撮影の幅が広がる。
そうすれば、夢に近づける。
新たな希望を胸に抱き、アサピーはトラギコに頼まれた爆破テロの目撃情報とその記事化に勤しむことにした。
タイプライターを使って記事を作成しようと自分の席に着き、眼鏡の縁を持ち上げた。

一文字目をタイプしようとした時、視線を感じて唯一の出入り口である引き戸に目を向けた。
そこには、見知らぬ男が立っていた。
禿頭の男だった。
皺だらけのワイシャツを身に纏い、傷だらけのジーンズをはいた男だ。

眉と目は垂れ下がり、年老いた老犬に似た面構えをしていた。
無精ひげには白髪が混じり、顔には細かな傷が複数あった。
ずっしりとした体つきをしており、特に上半身は中年太りとは無縁そうな健康体。
軍人か警官か、もしくは格闘技を嗜んでいる人間のそれだった。

壁に寄りかかり、視線をアサピーに向けている男の顔に見覚えはない。
何かを背負っている事に気付き、首を傾けてその正体を見る。
それはまるで、死者を納める棺桶のような形をしており――

(;-@∀@)「ややや、けったいな…… あ、あの、どちらさまで?」

(´・ω・`)「……あ、僕?」

男は自分を指さしてそう言い、アサピーは首を縦に振った。
体に似合わず飄々とした態度に、一瞬だけ警戒心が解ける。

(´・ω・`)「あぁ、気にしなくていいよ。 それより悪いけどさ、死んでもらえないかな?」


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