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Ammo→Re!!のようです

948名も無きAAのようです:2018/12/29(土) 09:10:37 ID:P5VaBOs60
(*゚∀゚)「……砂糖とミルクは」

トラギコなりにからかったつもりだったが、ツーはそれに応じなかった。
この程度で喧嘩腰になるようでは、警官達を束ねる長官は務まらない。
それに実際、これから彼女達に話す内容を考えれば、そう簡単に激昂されても困るのだ。

(=゚д゚)「たっぷりラギ」

ツーがどこかへと立ち去ったのを確認してから、正面のブームの眼を見た。

(=゚д゚)「……実際にオアシズに乗船したのは、隊長だけだったラギ。
    なぁ、大将さんよ。
    ここから先の話はお互い腹を割って話そうや」

一軍の長を前に、トラギコの姿勢はまるで揺るがなかった。
それを見て、ブームは僅かに眉を顰めたが、頷いた。

|  ^o^ |「いいでしょう。 隠し事をしても 損しかありません」

(=゚д゚)「そう来なくっちゃな」

その話が終わると同時に、トラギコの前に紙コップに入ったコーヒーが乱暴に置かれた。
溶けきっていない角砂糖が薄茶色のコーヒーの表面から飛び出しており、極めて強い悪意を感じた。

(=゚д゚)「わりぃな、次はジィを呼んでくれラギ。
    ……俺が持ってきた証拠品と一緒にな」

トラギコは決してヅーの事を過小評価している訳ではない。
彼女は努力家であり、そして研究家だ。
彼女が長官に任命される前に取り組んでいた事が警官達の人相と人間性の把握であり、何かを得るために相応の努力をする事は知っている。
だからこそ、彼女をからかうのはもうおしまいだ。

ここから先、トラギコがする話はジュスティアだけに限らず、多くの街を巻き込むことになる。
いや、街だけならばまだいい。
彼の予想では、世界を巻き込む大きな事件に発展する可能性が大いにある。
彼が所属する部署、“モスカウ”はそういった難事件や組織を取り締まる事を目的に設立され、誰もがそのために働いているのだ。

ヅーは内線を使い、トラギコの要求通りジィを呼び出した。
今のトラギコは唯一の生き証人であり、複数の事件に関する貴重な情報を持っている人間だ。
彼の言葉に逆らう意味がない以上、例え長官であっても指示には従うしかない。
十数分後、長官室の扉を開いてジィが現れた。

彼女の手には大きなスーツケースが握られている。

爪゚-゚)「持ってきたぞ」

(=゚д゚)「じゃあそいつを見ようか」

ケースを受け取り、テーブルの上に乗せる。
重みでテーブルが軋んだ。


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