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Ammo→Re!!のようです

945名も無きAAのようです:2018/12/29(土) 09:04:13 ID:P5VaBOs60
( ゚ー゚)「ここにあるのは皆いい匂いがするお花だから、気に入ったのがあったら教えてね。」
    それと、好きに見てていいからね」

(<:: ´ω::>)「あ、ありがとうございます……」

カレンがその場を去り、少年に再び目を向けると、早くも花に集中していた。
少年が特に熱心に目を向けているのは、小鉢に入ったサボテンの赤い花だった。
久しぶりに花をつけたそのサボテンは売り物ではなく、彼女の私物だった。
数年前、市場に花を仕入れに行った際、売り物にならない大きさだったために捨てられる物を譲り受けたのだ。

小さな花だが、鮮やかな赤は実に綺麗で、そして可愛らしく、彼女のお気に入りの花だった。

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それが少年にも好かれたのだと思うと、誇らしくあった。

 ∞
( ゚ー゚)「何、ああいう子供が好きなの?」

サンディが店先の花に霧吹きで水をやりながらそんな冗談を口にする。
客が来ていないのをいいことに、好き勝手に言うのが彼女実にらしい。
お互い恋人もいない身であるために、こうした恋愛に関係した冗談がよく口から出てくる。

( ゚ー゚)「まぁね。 何だか私と似てるのよ。
    あと、放っておけない感じがするの」

 ∞
( ゚ー゚)「そう? どっちかって言ったらトラさんに似てない?」

( ゚ー゚)「えぇー? でもまぁ確かに、ちょっと雰囲気的にねー。
    トラギコさんは虎で、あの子は仔犬って感じかなぁ」

小さな少年は、無邪気にサボテンの針を軽く指で触れ、驚き、笑っていた。
それはまるで仔犬が蝶と戯れているように見えた。
かと思えば、別の花に目を移し、香りを楽しんでいる。
花を乱暴に扱う事はせず、注意していなくても大丈夫なようだ。


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