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Ammo→Re!!のようです
901
:
名も無きAAのようです
:2017/12/04(月) 21:37:00 ID:v4yXdykE0
「ふーんふふふふふーん、ふーんふふふーん」
背の高い男だった。
肉付きがよく、引き締まった体は彫刻を思わせる美しささえあった。
だが陰鬱気な気配を漂わせる顔と剣呑な表情は、まるで堅気の人間には見えない。
しかし彼は堅気の人間だった。
上機嫌に鼻歌を歌い、不器用な笑顔を浮かべてリラックスしていた。
不審者そのものの姿だった。
「ふーふふふふふふーん、ふふふーふふん?」
時折途切れる鼻歌は、昔から伝えられる列車の歌だった。
男は列車のチケットを手に、喫茶店の窓から見える大型の列車を見つめていた。
白い巨体。
まるで白い大蛇のような姿でありながら、禍々しさは一切感じられない。
その列車の名前は“スノー・ピアサー”。
男の手元に置かれているパンフレットによれば、世界で初めて強化外骨格を使用した列車との事だった。
詳細はまだ非公開との事で、明日の始発式で公表されるらしい。
字面を見ても男にはその列車の凄さが分からない。
男には強化外骨格の意味は分かっていたが、その姿や実際の使われ方がよく想像できなかった。
それだけではなく、彼には過去の記憶がまるで残っていないため、これから乗ろうとする列車の背景についてもまるで分かっていない。
彼はオセアンと言う街で彼は大きな事件に巻き込まれ、生存が絶望的な状況下から意識を取り戻した人間だった。
ビルの高所から落ちた彼は病院で目覚め、ほとんどの記憶を失っていた。
彼の名前はサイレントマン。
病院でもらった仮の名前だったが、彼はその名前が気に入っていた。
退院の際に受け取ったのは何とかやりくりできる金額の金貨と最低限の衣類。
多くを望まなければどこかの街で働き、住めるように配慮された結果だった。
彼はこの街を去ることにしていた。
ジュスティアは、彼にとって育ての親のような街だが、今、彼にはある衝動があった。
意識を取り戻してからずっと脳内で蘇る女性に会い、自分の正体を尋ねたかった。
( ゙゚_ゞ゚)「らららー」
R e r a i l
そして、人生のレールに乗りなおすのだ――
___________|\
[|[|| To Be Continued....! >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
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