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Ammo→Re!!のようです

886名も無きAAのようです:2017/12/04(月) 21:16:06 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「マニーに言って、車を用意してもらいましょう。
      今乗っている車に貴方とヅーを。
      もう一台にジョン・ドゥと私達を。
      そうすれば全員でジュスティアに行けるわ」

(;=゚д゚)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「そうそう。 あの記者さんも呼ばないと、たぶん、今日中に殺されるわよ」

アサピー・ポストマンという男はトラギコと共にこの島で動き、多くの事件をその目に焼き付け、写真に収めた男だ。
すでに極めて利用価値の高い二枚の写真を入手しており、これ以上生きていられればティンバーランドにとっては邪魔にしかならない。
ならば、ジュスティアに連れて行きそこで保護させておけばまだいくらかは安全なはずだ。
エラルテ記念病院の事を記事にするなど、ジュスティアからは良く思われていないだろうが、それ故に監視の目は強くなる。

(=゚д゚)「だけど、今あいつがどこにいるのか俺は知らねぇラギ」

ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫よ。 今頃オアシズにいるから」

トラギコは無言だったが、心中でアサピーの境遇に少しだけ同情を禁じ得なかった。

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アサピー・ポストマンは仔犬のように震えていた。
それでもカメラを手放さないのは、彼の体に染みついたカメラマンとしての本能故だろう。
昨夜は幸運に見舞われ、ジョルジュの写真の撮影に成功し、今朝は逮捕されたショボン達の姿を撮ることが出来た。
それを記事にして印刷し、外部委託によって世界中に配る算段が出来たところで気を失い、気が付けば窓のない部屋に寝かされていたのだ。

自分の置かれた状況をまだ理解できていないアサピーは、とにかく、部屋の写真を撮ろうと考えた。
だが彼のカメラに入っているはずのフィルムは抜き取られ、何も出来ない状態になっていた。
分厚い鋼鉄の扉は固く閉ざされ、アサピーの細腕でどうにかなるものではなかった。

(;-@∀@)「はぁ……」

とりあえず部屋の隅に座り、何か変化が起きることを待ち続け、すでに三時間以上が経過していた。
殺風景な部屋ではあったが、サンドイッチと紅茶の入った魔法瓶が用意されており、不自由はなかった。
正午が過ぎ、次第に不安が大きくなってきた頃、扉がゆっくりと押し開かれた。

(=゚д゚)「よう」


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