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Ammo→Re!!のようです
885
:
名も無きAAのようです
:2017/12/04(月) 21:05:37 ID:v4yXdykE0
ζ(゚ー゚*ζ「悪くない提案だけど、もうひと押ししましょうか」
トラギコから受けた提案は、実に彼らしいものだった。
彼はティンバーランドから命を狙われており、単独でジュスティアまで生きて到着するのは困難だと考えていた。
そこで、デレシアをジュスティアに連れて行きそこで解放することを条件に、トラギコの護衛を頼んだのだ。
男としてのプライドやその他諸々を捨てた提案に、デレシアはトラギコへの評価を更に上げることとなった。
この男は矜持の捨て所を知っている。
かつてジョルジュ・マグナーニが正義と言う光が生み出す影として生きてきた時でさえも、彼は矜持を捨てなかった。
彼は警官で在り続けようと、その矜持だけは最後まで握っていた。
握り続けていたからこそ、彼は警官でいられた。
だがそれを捨てた今、ジョルジュはただの独善者の尖兵となってしまった。
対してトラギコは、最初から捨てるタイミングを知っているだけに、矜持によって存在が保たれているわけではない。
ある意味で産まれながらの警察官であり、生まれついての才能だ。
(;=゚д゚)「もうひと押し? あのなぁ、状況は分かってるだろ?
俺もお前も、欲を張って平気な立場じゃねぇラギ」
ζ(゚ー゚*ζ「いいえ、大丈夫よ。
そのためにまず、オアシズに行きましょう」
(;=゚д゚)「あのなぁ、俺の動向は監視されてるラギ。
あの小僧たちを乗せてる時間も、そんなスペースも、ましてや隠し通せるだけの余裕はねぇラギ」
オアシズによるという行為に、トラギコが思いついたことは確かに含まれている。
ブーンとヒートを連れてこの島を出なければ、まるで意味がない。
しかし、逃げる際には人数が少ない方が絶対的に有利なのは確かだ。
怪我人と子供を加えれば、トラギコが考えている方法でジュスティアに至るのは不可能だ。
ζ(゚ー゚*ζ「貴方、ジュスティアに戻るよう言われているんでしょう?
オアシズであった事件の証人として。
だったら、オアシズに忘れ物をしたと言えばいいだけよ」
(=゚д゚)「……何で知ってるかについては訊かねぇとして、だ。
忘れ物ってのは?」
ζ(゚ー゚*ζ「白いジョン・ドゥよ」
白い装甲に木をあしらった金色のロゴ。
その悪趣味な棺桶は、オアシズに保管されている。
外装の変更だけならまだしも、起動コードの書き換えまで行われたそれは“ゲイツ”全滅に大きく関与する物だ。
使用されている部品から内藤財団に行き着く可能性は大いにある。
それがあればトラギコの説明にも説得力が出てくる上に、ジュスティアにティンバーランドの存在を認知させる材料になる。
(=゚д゚)「それで、それを積んだらどうするラギ?」
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