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Ammo→Re!!のようです
870
:
名も無きAAのようです
:2017/12/04(月) 20:35:54 ID:v4yXdykE0
全員、拘束具を身につけ、目隠しと猿轡、そしてイヤーマフが付けられていた。
互いに会話をすることも出来ない上に、周囲の状況も分からない状態にされてもまだトラギコは護衛を付けるべきだと抗議した。
彼の講義は却下された。
彼は本来ジュスティアに戻らなければならない人間であり、その他の事に首を突っ込んでいい状況ではないのだ。
代わりに上層部が現場に命じたのは、デレシアと言う旅人の捕獲だった。
トラギコの帰還とデレシアの捕獲。
二つの任務が現場に命じられ、動き始めていた。
( ><)「トラギコさん、部下に送らせるんです」
機材も書類も撤収が終わったエラルテ記念病院の一室に、トラギコとベルベットの姿があった。
薄手のスーツを着てネクタイを締め、マスコミ用の姿を作り上げたベルベットとは対照的に、トラギコはダメージジーンズにポロシャツと言うラフな格好だった。
チーズバーガーを三つ食べ終え、食後のアイスコーヒーを飲みつつ、トラギコは新聞に目を通していた。
くつろぐトラギコに対してベルベットが放った言葉に、トラギコは紙面の向こう側から答えた。
(=゚д゚)「断るラギ。 また事故を起こされたら嫌だからな。
円卓十二騎士にでも頼むラギ」
( ><)「駄目なんです。 あの二人は今からデレシア捜索と捕獲をしに行くんです」
(=゚д゚)「なら一人で帰るラギ」
新聞を畳み、コーヒーを一気に飲み干して、そのカップを握り潰してゴミ箱に放り捨てた。
席を立とうとするトラギコの左肩に、ベルベットが左手を乗せた。
( ><)「……それは絶対に駄目なんです」
(=゚д゚)「何でだよ? 俺が迷子になるとでも思うラギ?」
僅かにベルベットの手に力がこもる。
怒りか、それとも焦りからか。
( ><)「貴方が逃げる可能性がある以上、一人で行かせるわけにはいかないんです」
(=゚д゚)「ならよ、お前が一緒に来いよ」
目にも止まらぬ速度でトラギコの右手がベルベットの細腕を掴み、そのまま握り潰さんばかりに力が込められた。
骨が軋む痛みにベルベットの眉が歪む。
トラギコは容赦なく力を徐々に強くしていく。
(=゚д゚)「お前の指名した部下は信用できねぇラギ。
だからよ、お前が直接俺をジュスティアに送れよ。
また不出来な部下を送ってよこしたら、俺は何をするか分からねぇラギ」
(;><)「手を離して下さい!!」
(=゚д゚)「お前が俺を殴る可能性がある以上、手は離せねぇラギ」
先ほど言われた言葉を真似て返すと、ベルベットは苛立ちを表に出した。
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