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Ammo→Re!!のようです
832
:
名も無きAAのようです
:2017/10/01(日) 19:34:41 ID:UYTFpBow0
(::[-=-])『な……』
一つは、夜風に揺れるローブを纏った影。
炎が下から照らし、月光が頭上からその姿を明らかにする。
(<::、゚:::>三)
頭から被ったローブには焼けた跡すらない。
それどころか、破れた跡や血の跡さえもなかった。
全くの無傷。
(::[-=-])『な……ぜ……』
だが驚きはそんな事ではなかった。
デレシアが生きているという可能性は、ショボンの中に常に最悪の可能性として残されていた。
今はその最悪の可能性が具現化しただけだ。
問題なのは、それがどうして具現化したのかだ。
回避行動は間に合わなかった。
迎撃もしようとしなかった。
完全に不意を突いた一撃のはずだった。
二度とないほどの好機を失った原因。
ショボンの驚愕は、そこにこそあった。
そしてその答えは明白だった。
明白だったが、不可解だった。
(::[-=-])『あり…… ありえ……』
こんなこと、有り得ない。
こんなことが有り得えるはずがない。
こんな馬鹿げたことが有り得てはいけない。
断じて有り得てはならない!!
(:::::::::::)
(:::::::::::)
黒影は二つ。
一つはデレシアの正面に立ちはだかり、もう一つはショボン達に向かって堂々と立っていた。
炎が薄れ、その正体が肉眼でも分かる程くっきりと浮かび上がる。
(::[-=-])『ありえ……ないっ……!!』
それは、悪夢。
それは、一パーセントも可能性の中に組み込まれていなかった展開だった。
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