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Ammo→Re!!のようです
829
:
名も無きAAのようです
:2017/10/01(日) 19:30:34 ID:UYTFpBow0
殺す代わりに、デレシアはシナーの腹部を蹴った。
その一撃でシナーは白目をむいて意識を失い、起き上がることも指先を動かすこともなかった。
我ながら甘いと思うが、ここですぐに殺しては惜しい存在だ。
教材として生き長らえ、ブーンの成長のために死んでもらう。
獅子の子供にとっての遊び道具のような物だ。
壊しても問題ないが、脆すぎては問題のある物。
少なくとも、そこいらにのさばっているチンピラや雑魚よりもずっと役に立つ。
精々いい教材として成長してもらう事を願うばかりだ。
シナーとの戦闘で失った時間は、ほんの数分だった。
問題ないと言えば嘘になる時間の消費だが、間に合わなくなることはない。
先ほどよりも速く走り、デレシアは岬へと急いだ。
そして、岬が見えて来た時、巨大な黒影が海から近づいてきているのを見咎めた。
ライトを消しているが、あれはジュスティア海軍の所有する駆逐艦だ。
ビーコンの光さえない事から、間違いなく周囲に気取られないように動いている一隻。
ティンバーランドの息のかかった船と見て間違いないだろう。
ζ(゚、゚*ζ「……」
ゴムボートが繋がれた岬に立つ人間は二人。
ショボンと、シュール・ディンケラッカーだ。
船で逃げてもデレシアに撃ち殺されると理解し、ここでデレシアを食い止めようというのだろう。
確かに、それ以外の手に出れば生き残る確率は皆無。
彼女に喧嘩を売った時点で賢いとは言えないが、何もしないよりかは遥かにましだ。
さて、どこまで戦えるのか、今のティンバーランドの水準を測る意味も込めて見させてもらうとしよう。
(#´・ω・`)「来たか、デレシア……!!」
ζ(゚、゚*ζ「どうやって死にたいか、リクエストはあるかしら?」
(#´・ω・`)「何度も僕たちの邪魔をして、そんなに楽しいか!!
人の!! 夢を!! 踏み躙るのが!!」
愚問だ。
ζ(゚、゚*ζ「つまらないわよ、あなた達の夢なんて。
いい加減その夢、諦めなさい」
(#´・ω・`)『英雄の報酬は、銃弾を撃ち込まれることだ!!』
ダイ・ハードの起動コードが入力され、ショボンが戦闘態勢に入る。
コンテナから飛び出し、ショボンは即座に飛び蹴りを放つ。
両脚に装着された楯が展開し、死神の鎌を思わせる一撃がデレシアの頭上を通過。
姿勢を低くしたところを狙い、頭上から踵落としが彼女の頭部を叩き潰さんと迫る。
一撃で熟れたトマトのように爆ぜる彼女の頭を幻視したショボンを、衝撃が現実へと引き戻した。
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