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Ammo→Re!!のようです
816
:
名も無きAAのようです
:2017/10/01(日) 19:10:12 ID:UYTFpBow0
リi、゚ー ゚イ`!「キックを使う時の注意点は、攻撃後の隙だ」
ブーンが背面回し蹴りを放つのと同時、いや、その直前にロウガはその言葉を口にしていた。
攻撃が形になる前に読まれていたことに当初は驚いていたが、今ではもう慣れていた。
恐らくは視線と体勢から攻撃を推測しているのだ。
だからこそ攻撃の事如くが防がれる。
多分に漏れず、今回の回し蹴りも難なく防がれてしまった。
推測されない動きとは何か。
ブーンは思考をめまぐるしく回転させ、最善の一手を考える。
リi、゚ー ゚イ`!「ほら、考えすぎだ」
ミットを装着した左手がブーンの側頭部を叩く。
これが本気の一撃であれば脳震盪どころでは済まない。
軽く小突かれたブーンは、反射的に一歩退く。
退いた一歩分、ロウガが詰める。
リi、゚ー ゚イ`!「後退する時の注意点は?」
(∪;´ω`)「せなかになにがあるのか、りかいすることです」
リi、゚ー ゚イ`!「そうだ。 では、今お前の背中には何がある?」
当然、ここで振り返ろうものならロウガは先ほどよりも力を入れてミットで打撃を与えてくるはずだ。
ブーンには優れた耳がある。
使い方を誤らなければ、それは正確無比な索敵装置となる。
(∪;´ω`)「ロープがありますお」
リi、゚ー ゚イ`!「正解だ。 さ、続けるぞ」
そして、嵐のようなロウガのラッシュが放たれた。
たった左腕一本の攻撃なのに、その拳の数は秒間十数発以上を保ち続けている。
それらを視認して防いでいては間に合わない。
ブーンの本能が思考よりも先に動いた。
選択は後退ではなく、前進だった。
リi、゚ー ゚イ`!「ほぅ。 いいぞ、いい選択だ」
どれだけ早くてもロウガの拳が届く範囲は限られている。
左腕である以上、右側への攻撃にはかなりの負荷がかかる。
もっとも、それがロウガと言う人間である前提で考えれば、その負荷などあまり意味がないことは言うまでもない。
それでもリーチに影響が全くないかと言えば、そうではない。
片腕のハンデを利用する為、ブーンは相手の懐へと入り込んだ。
リi、゚ー ゚イ`!「これも良い判断だが、惜しいな。
その手は常に私が警戒しているべき手だ」
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