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Ammo→Re!!のようです

794名も無きAAのようです:2017/07/17(月) 21:26:41 ID:s.K.qiF.0
その言葉が届いたのか。
それとも、感じ取ったのか。
ヅーは絞り出すようにして、最期の言葉を口にした。

「あ……り……」

そして。
もう、ヅーは二度と言葉を発することはなかった。
目の前で同僚が死ぬことは何度もあった。
その度に涙を流していては、トラギコの体内から水分は全て失われていたことだろう。

涙を流すことなく、トラギコはヅーの亡骸を見下ろしていた。
そして血が出る程の力を込めて拳を握り、立ち上がった。

(=゚д゚)「……」

トラギコは地面に転がる二つのコンテナへと歩み寄り、その側面にある緊急用のスイッチを蹴り飛ばした。
これは内部にいる人間を外部から強制的に排出させるための装置で、本来はコンテナ内の死体などを取り出すための物だった。
最初にコンテナから出てきたのは、ショーン・コネリだった。
その次にダニー・エクストプラズマンが立ち上がるや否や、視線を四方に向けた。

(;´・_・`)「くそっ、デミタスはどこだ!!」

<_プー゚)フ

二人はデミタスを探し、そして、ヅーを見つけた。
正確には、ヅーだった物を。

(#´・_・`)「……おい、トラギコ。
     お前がどうしてここにいるのかはさておいて、何が起きたのか今すぐ説明しろ!!」

激昂するショーンの気持ちも分からないでもない。
だが怒ったところで事態が変わることもなく、真実も変わりはない。
故にトラギコは、己の知る真実を伝えた。

(=゚д゚)「デミタスもヅーも死んだ。
    俺が知ってるのはそれだけラギ」

(;´・_・`)「そんなのは見れば分かる!!」

(=゚д゚)「へぇ、そりゃすごい。
    後は間抜けな騎士二人が罠にかかって、棺桶の中に閉じ込められてたってことぐらいだろうな」

(#´・_・`)「言わせておけば!!」

無言のままだったエクストがトラギコに掴みかかる。
胸倉を掴まれたトラギコは、動揺することもせず、静かに彼の目を見つめた。
怒りに燃えるエクストは言葉を発さないが、言わんとすることは簡単に予想がつく。

(=゚д゚)「何だよ、怒ったところで事実は変わらねぇラギ」


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