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Ammo→Re!!のようです

787名も無きAAのようです:2017/07/17(月) 21:13:07 ID:s.K.qiF.0
(;-@∀@)「ちょっ!! バッテリーなくなったら、街まで帰れなくなっちゃいますよ!!」

(#=゚д゚)「うるせえ!! 車は片道切符でいいんだよ!!
     徒歩だ、徒歩!!」

五分だけでも使えることが出来れば、十分な時間稼ぎになる。
それをどのタイミングで使うのかが問題だが、デミタスをヅー達から遠ざけ、仕切り直しが出来ればそれでいい。
デミタスはデレシアに足を吹き飛ばされていることから、何かしらの棺桶を持ち出さなければ戦闘が出来ない事が確定している。
Aクラス相手であればM8000でも対処できるが、Bクラス以上になれば何も出来なくなってしまう。

足を失った人間を補助する棺桶はまずBクラス以上であると考えるべきだろう。
となれば、拳銃の弾は威嚇にもならない。
例え、対強化外骨格用の強装弾を装填していても、高速で戦闘行為をしてくる相手に対して適切な場所に当てなければ意味がない。
勝算で言えば薄いが、生き残る可能性を今は考えた方がいい。

一時撤退、もしくは別の手段を用いての迎撃が最善。
間違ってもデミタスを逮捕、もしくは殺害できるものと考えてはいけない。
そのための装備が欠落しているこちらとしては、生き延びられれば上出来なのだ。
どのような罵詈雑言が待っていたとしても、生きさえすればいい。

アスファルトの道にタイヤの跡を残し、二人を乗せた車は急停車した。
トラギコはアタッシュケースを片手に車を飛び出し、写真にあった足場へと走った。
暗闇の中でも、トラギコの目はしっかりと目の前の風景を認識していた。
大小様々な岩の転がる海岸は、一度誤った場所に落ちれば全身を強打することは避けられない。

(=゚д゚)「おい、お前は先に安全な場所に逃げてろ!!
    後は俺が始末をつけるラギ!!」

振り返らずに、トラギコはアサピーに指示を出した。

(;-@∀@)「分かりましたけど、スクープの約束は忘れないでくださいね!!」

(=゚д゚)「わかってるラギ!!
    さっさと行け!!」

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 ... ... :::..:.............:::::.:.::.::.::::::: ... :::..:.............:::::.:.::.: ――予告時間まで、残り十七分。
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海面下にある足場を目視するのは不可能だった。
星明かりと月光下であっても、見えるのは黒い水面だけ。
記憶の中にある鋭い岩の位置を思い出し、トラギコは躊躇なく海へと跳躍した。
靴底が踏みしめる鋭利な突起。


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