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Ammo→Re!!のようです

783名も無きAAのようです:2017/07/17(月) 21:07:22 ID:s.K.qiF.0
(=゚д゚)「……そうだ。
    分かってるじゃねぇか」

(-@∀@)「どんなカメラマンもそうですよ。
      命よりも、命を懸けた物の方が大切なんです。
      僕にとってはそのフィルムが正にそれなんです」

(=゚д゚)「お前、意外と根性座ってるラギね。
    正直見直したラギ」

(;-@∀@)「これだけ巻き込まれたら、嫌でも根性尽きますよ!!
      ま、この騒動が終わったら僕も有名人になれると思えば安い物です」

(=゚д゚)「世界一有名なカメラマンになれるラギよ、お前なら」

(-@∀@)「へへっ、そうなりますよ」

アサピーは気恥かしそうに笑みを浮かべて、それを誤魔化すようにして山道を戻って行った。
運が良ければヒッチハイクで安全に街まで戻れるだろう。
その間、トラギコはショボン達の動向を予想し、先手を打たなければならない。
街に逃げ込んでいることは間違いないだろうが、それ以外の手がかりはなく、こちらに有利な点もない。

何かしらの手がかりがあれば状況は変化するかもしれないが、今はそれも贅沢と言うもの。
時計を見れば、まだ五時間は余裕があった。
カラマロスの動きを阻害するのは放棄し、ショボンの動きに集中した方がいい。

(=゚д゚)「……寝るか」

だが今は動こうにも、こちらの装備が不足している。
情報の獲得のためとはいえ、足となるセダンは潰したのは手痛い。
今はただ、寝るしかない。
トラギコは岩の上に寝転がり、空を見上げた。

雲が流れていくのを眺めながら、トラギコは考えを巡らせた。
ショボン達が逃げるとしたら、デミタスが現れ、場が混乱している正にその時だろう。
そうなると、船で逃げるに違いない。
ふとそこで思い至ったのが、死体から奪った通行許可証だった。

(;=゚д゚)「待てよ……?」

ジュスティアは書類関係についてかなり細かな規定を持っており、このような緊急時における通行許可証の発行には必ず上層部の承認が必要になるはずだ。
上層部の承認が得られない時には現場の中で責任者が承認することになっており、その際には市長へ連絡した後に責任者が捺印することになっている。
ショボンの組織の人間がジュスティア内に紛れ込んでいるとしたら、そういった許可証を発行することは容易であるはずだ。
だが発行の偽造はかなり難しく、不可能と考えてもいい。

あの市長が、正義を頑なに信仰する石頭のフォックス・ジャラン・スリウァヤがショボンの一派であれば、とうの昔にジュスティアはその組織に組み込まれているはずだからだ。
ならば、責任者こそが内通者であると考えてるのが自然。
懐から書類の入った封筒を取り出し、開く。

(#=゚д゚)「……やっぱり、ベルベットだったか!!」


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