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Ammo→Re!!のようです

779名も無きAAのようです:2017/07/17(月) 21:01:21 ID:s.K.qiF.0
人の目を騙して島に近づいても、センサーに感知されてしまえば意味がない。
時間が無い中で目立たないようにセンサーを仕掛けるとしたら、必ずや理論的に配置するはずだ。
アサピーの言う釣り場に至る道を使えば、或いは、センサーは仕掛けられていないかもしれない。
紛れもない賭けだが、理屈に対抗するには賭けが一番なのだ。

今の時間帯を利用して道を写真に収め、それを記憶しておかなければ万が一に備えられない。
写真を覚えるのは難しい話ではないが、必要な時に思い出せるようにするには反復練習が必要だ。
となると、善は急げ。
一刻も早く現場に向かうため、トラギコは車のエンジンをかけ、アクセルを一気に踏み込んだ。

タイヤが地面を抉る音と振動で目を覚ましたアサピーは、目の前に迫ってくる木々に悲鳴を上げた。

(;-@∀@)「きゃー!?」

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(=゚д゚)「うるせぇよ。
    ほれ、シートベルト締めろ」

トラギコが言い終わるよりも早く、アサピーはシートベルトを締めていた。
キャンプ場を通り抜け、下り道へと差し掛かる。
木の根を乗り越え、跳ねた小石が車体にぶつかり、大きな岩を踏み越える度に二人の体は猛牛に跨る闘牛士のように上下した。
目指すのは川だった。

川沿いに下って行けば、自ずと海に出る。
海岸にいる警備の目を潜り抜ければ、写真を撮影するのは他愛のない話だ。
目的は場所の把握であり、それを記憶することなのである。
潮の関係もあるため、出来るだけ早く現場に辿り着きたかった。

しかし、車輌がセダンと言う事もあって、そう上手くいくとは考えていない。
川に到着できなくても、途中までの道をショートカットできればそれでいい。
度重なる衝撃に耐えかねた前輪が吹き飛び、トラギコは咄嗟に車体を木にぶつけて停車させた。
ほんの一瞬、トラギコの意識が飛ぶ。


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