[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
738
:
名も無きAAのようです
:2017/06/12(月) 21:17:27 ID:cylVOJUg0
この場所をどのようにしてデミタスが探り得たのか、それは後で考えればいい。
ヅー以外の何者かが情報を流しただけの話だ。
情報の流出が行われたと考えれば、当然、ヅーの装備も分かっているだろう。
ならば、銃器があるはずなのだ。
少なくとも、無手はあり得ない。
三対一で武器なしなど、自殺願望があるにしても理に適っていない。
理に適わないという事は、別の理由がある。
氷上を滑るスケーターの様に素早く柱を楯にしつつ、その裏に隠していたHK121を掴みとり、即座に構えて発砲した。
毎分700発以上という驚異的な発射速度で放たれた徹甲弾は光の尾を引いて、まっすぐにデミタスを目指した。
(_::゚゚[_|_]゚゚)『そんな弾が効くと思うか!!』
両腕で顔を覆い隠し、デミタスが突進してくる。
すでに装甲が弱っていたのか、銃弾を受けた装甲が歪み、剥離し、穴が開いた。
銃弾が肘関節を貫き、汚れた潤滑油と赤黒い血液が噴出した。
それでも彼の勢いは止まらない。
狙いは特攻か。
それも理に適っていない。
では一体、何が目的なのか。
命を懸けて、何をするつもりなのか。
刹那の時間で彼の言葉に違和感を覚えた時、異変が起きた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
//////./[◎:::::::::::/|\ /◎]\///∧
///////::::::〈\:::::::/:::::| ∨ /〉 ∨///∧
///////:::::::/\\|:::::::| |//\ ∨///∧
\ ///////::::/\::::∧ ∨:::| / .∧__/\ ∨///∧ /
////\ ////// |/::::::::::|:::|::::\\|// .| .|. \|/////∧ ./////
/////\////////\::::::::::∨\:::::\/ /∨ ///////∧//////
/ ̄ ̄ ̄ ̄\/////\:::::::::\|:::::::::l |/ /.///// ̄ ̄ ̄ ̄∨
/ \.////二二二\::::| /二二二.///// ∨
August 12th PM10:02
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
彼、デミタス・エドワードグリーンにとって正義とはもっとも理解しがたい存在だった。
生まれてから何度もその意味について考えてきたが、分からないままだった。
代わりに幼少期に惹かれたのは、正義を名乗る人間を翻弄する義賊の物語だった。
大胆不敵に警察を翻弄し、金の亡者たちから金品を巻き上げ、貧しい人間に配って回る。
生き残るためにパンを盗み、それを同じように飢えている子供に分け与えたのは、間違いなくその物語が影響していた。
デミタスは幼くして両親に捨てられ、一時的に孤児院に入って幸せな日々を過ごしたが、長くは続かなかった。
食事すら満足に出せないほどの経営難だった施設は遂に潰れ、デミタスは施設を出て行かざるを得なかった。
同じような境遇の子供たちと共に生きる道を選ばざるを得なかったが、それは自然な流れだった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板