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Ammo→Re!!のようです
737
:
名も無きAAのようです
:2017/06/12(月) 21:15:31 ID:cylVOJUg0
――予告まで残り、一分。
遂に、頭上の影が病院を目指して降下を始めた。
稲妻のようにフラッシュが焚かれ、急降下してくる影を、その顔を写真に収めようとする。
ジュスティア海軍に所属する狙撃手達は、そのフラッシュが照らし出した影を高倍率の光学照準器で目視し、驚愕した。
真相を目撃した人間が一斉に無線機に向け、報告をする。
『あれはデミタスじゃない!!
あれは人形だ!!』
――予告まで残り、0秒。
(_::゚゚[_|_]゚゚)
何の前触れもなく開いた扉の向こうから現れたのは、身の丈六フィートほどの棺桶だった。
墨色の装甲には傷が多数刻まれ、陥没している個所もあった。
朽ち果てた銅像を思わせるその姿、大きさは、間違いなくCクラスの棺桶。
だが青く光るその四つのカメラは少しの曇りもなく、間違いなくヅーを睨みつけていた。
(_::゚゚[_|_]゚゚)『盗みに来たぞ、その命』
(::[ Y])『そうですか、さようなら』
ヅーは問答の途中でショットガンの銃爪を引いた。
散弾程度では目くらましにすらならないことは百も承知だった。
必要だったのは、時間を稼ぐことだった。
二人の騎士が棺桶を身に着けるまでに必要な時間は十秒弱。
それだけ稼げれば、こちらの勝ちだ。
(´・_・`)『我らは巌。 我らは礎。 我らは第九の誓いを守護する者也!!』
そして二人が棺桶の装着を始める。
瞬く間にドラムマガジン二つ分の散弾を撃ち尽くしたヅーはショットガンを捨て、素性の分からないデミタスの棺桶から距離を取る。
距離を取り、安全な場所へと逃げると思わせ、その実、ヅーは柱の裏に隠していた重機関銃を取りに動いていたのであった。
対強化外骨格用の徹甲弾が装填された重機関銃であれば、散弾よりかは相手をけん制できる。
Cクラス相手であれば効果は薄いだろうが、カメラを貫通させることぐらいは出来る。
(_::゚゚[_|_]゚゚)『逃げるか、正義が!』
(::[ Y])『……』
奇妙な話だ。
何故、デミタスは攻撃を仕掛けてこない。
本気でこちらを殺すつもりであれば、それなりの武器を所有してきていて然るべきだ。
それは確信だった。
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