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Ammo→Re!!のようです
736
:
名も無きAAのようです
:2017/06/12(月) 21:13:32 ID:cylVOJUg0
誰でもいい。
誰でもいいから、交戦規定を破ってあの男を撃ち落してほしい。
第一射さえあれば、後は続くだけでいい。
規律を破る人間が出現することを、警官たちは望んでいた。
だがこの時、誰一人として規律に背いた行動をすることはなかった。
彼らはジュスティア人。
世界で最も規律を重んじることを誇りとする街の人間なのだ。
そのような破天荒な人間は、この場には居合わせていない。
――予告まで残り、三分。
デミタス出現の情報は、地下で待機するジュスティア人たちにも届いていた。
誰一人、そのことに安堵する者はいなかった。
むしろ、全員が棺桶をいつでも起動できる状態になっていた。
否。
一人はすでに起動コードの入力を行っていた。
瓜//-゚)『自由を求めるのだろうが、そんなものはどこにもない』
その起動コードは正に、彼女の生き方そのものだった。
彼女に自由は無く、あったのは定められた道だけ。
その道に沿って生きてきた彼女にとって、これは道を外れた初めての一歩。
意志に従い、この世界へとようやく踏み出すための一言。
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(::[ Y])
――予告まで残り、二分。
感情を持たない機械はセカンドロック刑務所に現れた来訪者に対して、何一つ疑問を抱くことはなかった。
機械の感覚では感知できない存在は、いないのと同じなのだ。
開かれた扉はダミーの電気信号を受け入れ、開いていない状態にあると錯覚をした。
モーションセンサーはその足取りを無視するように命令され、熱探知機、音響感知器も同様に来訪者を無条件で受け入れた。
その跫音は、地下にいる三人のジュスティア人に届くことはなかった。
巨大な影が今、殺意を胸に地下を目指して移動を開始していた。
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