[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
71
:
名も無きAAのようです
:2015/03/15(日) 20:42:06 ID:J8kdJ1IQ0
それが分かれば、発砲場所の特定につなげられる。
発砲場所には何かしらの痕跡が残っている可能性があり、真っ先に捜査するべき場所でもある。
特に、海が近くにある場所だと風雨の影響をもろに受け、証拠が失われる可能性が高い。
早急に狙撃地点を割り出し、情報が鮮度を保った状態の時に捜査を行わなければならない。
例えば薬莢に残された指紋。
例えば宿泊履歴に残された名前や筆跡。
例えば毛髪や体液など、個人を特定する何かが現場に残されていないとも限らない。
全ては可能性の話ではあるが、とにかく調べなければ可能性はゼロにすらならないのだ。
捜査の基本は自らの足を使うことにある。
例え怪我をしていようが、死にかけであろうが、追われている身であろうが関係はない。
他人の力だけで情報収集するなど、刑事として失格だ。
あくまでも他から仕入れた情報は自分の推理を固めるための材料でなければならず、主導権を手放した時点で刑事ではなくなる。
事件解決の主導権を握ったままにするには、自分で動きながら情報を収集するのが一番簡単で確実な方法なのである。
(=゚д゚)「ちょっといいか?」
Ie゚U゚eI「……何だい?」
まず訪れたのは、ティンカーベルを“鐘の音街”と言わしめる巨大な鐘楼グレート・ベルのすぐ隣に並ぶ、木造二階建ての宿泊施設だった。
木製の扉を開くや否や警察手帳を見せて、トラギコは店主が余計なことを口にしないように先手を打った。
カウンターの前で宿泊名簿を開いて準備をしていた六十代前半の店主は溜息を隠そうともせずに吐いてそれを乱暴に閉じ、トラギコを見た。
短身で小太り、白髪は短く刈り揃えられ、団子鼻の下に蓄えた顎髭が特徴的な男だ。
薄汚れた白いシャツと色褪せたデニムのオーバーオールという姿は、宿屋というよりかは八百屋の店主に相応しい。
観光客には受けがいいだろうが、トラギコには受けが悪い。
腕を組んでトラギコに目を向ける姿は、高圧的を通り越して挑発的にしか見えない。
ならば、礼儀は不要。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板