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Ammo→Re!!のようです

693名も無きAAのようです:2017/05/05(金) 09:57:11 ID:NjkwanZg0
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眼下で繰り広げられていた戦闘が終わってから、一人の男が感嘆の声を上げた。

(’e’)「いやはや、すごいな……」

男は臨時休業となった喫茶店で優雅にコーヒーを啜り、こめかみに人差し指を当てて考え事を始める。
これは極めて興味深い物が現れた時にする男の癖だった。
男の名前はイーディン・S・ジョーンズ。
考古学の権威であり、そして棺桶研究の第一線で活躍する先駆者だ。

ジョーンズが見ていたのは、デレシアの戦闘だった。
彼は同僚のジョルジュ・マグナーニに言われ、デレシアの戦闘を観察する役割を担っていた。
不慣れな戦闘から遠のくことが出来るのはありがたい話で、正直、最初は気が進まなかった。
そのため彼は臨時休業の看板を出していた喫茶店に押し入り、ジョルジュにコーヒーを用意させることで、その役割を請け負った。

想像以上の成果が得られた。
人間が銃を持ったところで、棺桶との戦闘をあそこまで華麗にこなせるはずがない。
現代でジョーンズ程棺桶を知っている人間はいないと彼は自負しているし、世間もそう評価している。
その彼が、棺桶を誰よりも愛する彼が断言する。

あれは、人間の動きではない、と。
あまりにも人間離れしたデレシアの動きに、ジョーンズはすぐに興味を持った。
人間が人間以上の動きをすることが可能かと問われれば、ジョーンズは迷わず首を縦に振り、その質問をしてきた愚か者に拳骨を進呈するだろう。
恐らく、ジョーンズの知らない棺桶をデレシアが所有、使用している可能性があると結論付けた。

薄型の棺桶は、実際に幾つも発見されている。
その最たる例が、“アート・オブ・ウォー”だ。
極めて薄く、まるで衣服のように着用することが出来るだけでなく、筋力補助によりBクラスの棺桶と格闘戦を行えるほどの高性能を誇る。
デミタス・エドワードグリーンの持つ“インビジブル”から着想を得た棺桶の一機だ。

その系統の一機をデレシアが使っていると考えれば、あの化物じみた動きにも説明がつく。
一体、何を使っているのか。
ジョーンズの興味はそれだけだった。
女の正体などはどうでもいい。


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