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Ammo→Re!!のようです
692
:
名も無きAAのようです
:2017/05/05(金) 09:53:25 ID:NjkwanZg0
そうなのだとしたら、ディはブーンを選んでくれたのだろうか。
確かに、ディはブーンに合わせて車高などを変えてくれているが、それは機能を果たしているだけではないのだろうか。
不安げにディのメータを見たブーンは、それまで何も表示がなかった個所がピンク色に光ったのを見た。
そこには、思わずブーンの尻尾が動く文字が映っていた。
“肯定”、とそこにはディの言葉が映されていたのだから。
(∪*´ω`)「お!!」
喜びも束の間。
嵐が激しさを増し、風が鐘を不規則に揺らして不協和音を奏でる。
その音はブーンの耳にとって不快極まりない音であり、ヘルメットをしていても届いてくる音に眉を顰める。
ノハ<、:::|::,》『この後どうするのか、デレシアから聞いてるか?』
(∪´ω`)「おー、おあしずにいけば、あとはだいじょうぶっていってましたお」
作戦の仔細は全てデレシアの頭の中に描かれているため、ブーンは作戦の全てを知っているわけではない。
ブーンはオアシズに到達すれば、後は自ずと作戦の第二弾が始まるとだけ聞かされていた。
絡まっていた糸が元に戻り、その次に起こることは想像に難くない。
ノハ<、:::|::,》『相変わらずだな、デレシアは』
(∪´ω`)「おー」
ヒートもそうだが、デレシアは分からないことだらけだ。
謎が多く、共に旅をしていても知らないことは尽きない。
だが謎の有無はブーン達の関係に於いて、なんら問題にもならない。
誰もが過去を持っているように、誰もが知られていない何かを持っている。
これは、デレシアからの受け売りだった。
その通りだと思うし、実際、その言葉の通りだった。
それでも、ブーンは己の好奇心を押さえきれるか自信があまりなかった。
デレシア達と会うまでの人生では考えられない事だったが、ブーンは少しでも多くの事を知りたいという欲に駆られることが多くなっていた。
文字も、言葉も、常識も、この世界に溢れる何もかもを知りたい。
途方もない欲であり、途方もないわがままだ。
勿論、この事はデレシアに話してある。
そしてデレシアは、ブーンの頬に己の頬を当ててこう返したのであった。
ζ(゚ー゚*ζ『女性にはいつだって秘密がつきものなのよ、ブーンちゃん』
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