[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
691
:
名も無きAAのようです
:2017/05/05(金) 09:50:45 ID:NjkwanZg0
追手はもういなかった。
これで第一段階は完了したことになる。
即ち、本来対処すべき人間がそれぞれの位置につき、然るべき対処をする状況。
絡まった糸を解き、整える段階。
オアシズに到着してからは、第二段階へと作戦は移行する。
(∪´ω`)「ヒートさん、だいじょうぶ、ですか?」
ノハ<、:::|::,》『あぁ…… 悪いな、かっこ悪いところ見せちまって』
(∪´ω`)「お? かっこわるく、ないですお」
ノハ<、:::|::,》『……悪ぃな』
ブーンはヒート・オロラ・レッドウィングの過去に何があったのかを知らない。
彼女が母親を憎んでいる事、その母親がヒートを殺し屋へと駆り立てた影法師である事ぐらいだ。
難しいことは分からないが、それでもいい。
ブーンにとってヒートとは大切な人であることに変わりがなく、その過去に何があろうとも、過去は過去でしかないのだ。
ノハ<、:::|::,》『デレシアは?』
(∪´ω`)「ほかにやることがあるって、いってましたお」
ノハ<、:::|::,》『そうか。 しかし、すげぇな、ブーン。
バイクの運転が出来るようになったのか』
別れてから一日も経っていないのに、ブーンはヒートの事が恋しくて仕方がなかった。
彼女がどこか遠くに行ってしまうのがたまらなく怖かった。
だからこうして彼女の声が間近で聞こえ、その漂う香りを感じている今。
ブーンは心底安心していた。
それはデレシアと共にいる時と似ているが、少し異なる安心感だった。
例えそれが傷ついた状態のヒートであっても、その存在そのものがブーンを安心させているらしい。
(∪´ω`)「おー、ディ、じぶんではしれるから、ぼくはのっているだけですお」
ブレーキレバーを握ることも踏むことも、ましてやクラッチを変えることもブーンには出来ない。
全てはディの人工知能によって電子制御され、最適化されているに過ぎない。
その機能が付いていたからこそブーンがヒートを助け出せたのだが、やはり、情けないという気持ちが生まれてしまう。
ノハ<、:::|::,》『自信を持ちなよ、ブーン。
お前が乗っていたからディはここまで頑張ってくれたんだ』
(∪´ω`)「お?」
ノハ<、:::|::,》『バイクは、人を選ぶ乗り物なんだ』
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板