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Ammo→Re!!のようです

67名も無きAAのようです:2015/03/15(日) 20:20:02 ID:J8kdJ1IQ0
軍による情報統制など、最初から期待せずに警察に一任すればよかったのだ。
繊細な行動は彼らに期待できないという事が、今回よく分かった。 
怒りの矛先は彼だけではなく、万が一に備えて派遣したライダル・ヅーにも向けられていた。
秘書風情がこの事件を処理し切れると信じてしまったのが悔やまれる。

だがタカラよりは、よほど上手に情報をコントロールできただろう。
最低でも漏洩などという情けない事態は回避できたはずだ。
激怒しながらも、ジィは今やらねばならぬことが状況の把握にあることを忘れなかった。

爪#゚-゚)「情報の出処は?!」

彼女の部下たちは首を横に振った。
期待はしていなかった。
そもそも、この短時間の間で離れた場所の正確な状況や背景を把握できれば、今頃は別の場所で難事件解決を担当している。
この場に集まったのは優秀な人間に違いはないが、別分野で活躍をしている人間達だ。

検挙率や書類上の実績ではなく、もっと能力のある人間が必要だった。
しかし外見や書類では、能力の有無は分からない。
部下たちの中で誰が有能なのか、誰がこの種の事件に強いのか、ジィは把握していなかった。
警察を離れたある男が言い放った言葉を思い出し、自分自身に苛立った。

――“あんたは正義じゃなくて、正義に酔う自分しか見てないんだよ”

かつての同僚。
そして、かつての部下。
恩人であり、そして友人だと信じていた男。
今、どこで何をしているのかも知らないが、共に正義について語り合った仲だった。

その彼が残した言葉が、毒のようにジィを責め立てる。
意味もなく当たり散らす自分の姿こそが、その証拠だと自分自身が責め立てる。


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