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Ammo→Re!!のようです
65
:
名も無きAAのようです
:2015/03/15(日) 20:15:20 ID:J8kdJ1IQ0
眠気覚ましのために淹れられたコーヒーの匂いが充満する会議室には椅子がなく、誰も座っていなかった。
正確に言えば、椅子は全て壁沿いに移動されており、会議の参加者は全員長方形の机を囲むようにして立っていた。
手元にはホチキス止めされた資料と新聞の切り抜きのコピーがあり、何が起こったのかを的確に、そして正確に参加者に伝えた。
会議の第一声は警察副長官のジィ・ベルハウスの怒号で始まった。
爪#゚-゚)「どうなってるんだ!!」
机に新聞を叩き付け、ジィは憤りを部下たちにぶつけたが誰も答えない。
勿論、ジィは答えを求めているわけではない。
この場にいる人間で答えを出せるとは思えないし、出せるはずがないと云うのは百も承知だ。
だが彼女が憤慨するのも当然だった。
全世界で最も読者のいる新聞社の今日の一面には、本来書かれるはずのない、秘匿された情報を基にした記事が掲載されていたのだ。
ティンカーベルという島で起こった火事が事故ではなく放火によるもので、それだけでなく暴漢による侵入をジュスティア警察が許してしまったという事。
それに加えて、民間人の被害者――よりにもよって射殺体――が出てしまったことまで書かれていたのだから、現場に関係している人間で激怒しない者はいない。
火事の隠蔽はどうにでも出来たかも知れないが、射殺された死体について述べられるとどうしようもなく、正直に認める他ないのである。
当然、これは決して公にはしたくない情報だった。
信用問題に大きく関係するだけでなく、世界からの評価が悪くなってしまう。
それだけに、現場となったエラルテ記念病院の関係者全員には厳重に口止めをしていた。
それでも、情報は漏れてしまった。
病院関係者しか知り得ない情報が流出したのは、情報封鎖の初動の段階で大きな失態があったという事を意味している。
その失態を産むのは、現場の指揮者の指揮能力のせいだ。
現在、ティンカーベルで指揮を執っているのは軍の総帥、クロガネ・タカラ・トミー。
彼は軍人であり、警察官ではない。
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