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Ammo→Re!!のようです
647
:
名も無きAAのようです
:2017/03/28(火) 22:07:38 ID:2nMT7N0s0
嵐の中心地は、世界最大の企業内藤財団の本部ビルにあった。
世界経済の中心地として名高い街、ニョルロック。
ここでは世界中のあらゆる商品が取引され、あらゆる街の人間が集まる、正に経済都市だ。
内藤財団が統べる街の中央に聳え立つビルの一室、会見用の部屋には鋭い眼光を放つ女性が複数のマイクと複数のカメラを前に、堂々とした姿で座っていた。
スーツ姿の女性は社交辞令的な言葉を幾つか述べ、新商品である格安ラジオの発表を行った後、集めた記者たちに向けてゆっくりと、一言ずつ言葉を発した。
それは記者に対して発せられたというよりも、その先にいる人間。
報道を聞く、世界中の人間に対して向けられているような口調だった。
ξ゚⊿゚)ξ「……さて、本日は内藤財団副社長、西川・ツンディエレ・ホライゾンが内藤財団を代表して、皆さまに発表があります。
ご存じのように、我々内藤財団は今や世界中に広がる大企業となりました。
その歴史は古く、我々の名前を知らない世代は今やこの時代にはいないでしょう。
多くの街、町、村、集落に至るまで、我々の生み出した多くの製品が浸透しております。
ラジオ、新聞、雑誌などの各種媒体に必要不可欠な製品の提供は勿論、医療機器にまで我々の製品が使用されています。
そんな中、我々はあることに疑問を持っていました。
現在、我々人類が使用している言語、貨幣単位は一種類です。
それは世界を繋ぎとめるための重要な鍵であり、潤滑油のようなものです。
つまり、我々の言葉は同一規格なのです。
故にコミュニケーションに齟齬が出ることなく、今日までの発展がありました。
しかし。
同一規格でない物があります」
記者の中には質問好きで知られる者も大勢紛れ込んでいたが、彼女の言葉の持つ魔力によってこの時ばかりは口を閉ざしたまま、一言一句聞き逃すまいと速記していた。
十分に自分の言葉が周囲に伝わったことを確かめ、ツンディエレは力強く述べた。
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