[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
642
:
名も無きAAのようです
:2017/03/28(火) 21:56:34 ID:2nMT7N0s0
(::[-=-])『……見え透いた挑発をよくも言えたもんだ。
お前が仕向けた囮は無駄だったというのに、勝った気になっているとはな』
ζ(゚ー゚*ζ「囮?」
その言葉に、笑いが漏れ出そうになるのをどうにか堪える。
(::[-=-])『糞耳付きの糞ガキだよ。
それとも、囮ですらなかったってことか?
そりゃそうだろうな、耳付きのガキなんて――』
流石に我慢の限界だった。
利口ぶった馬鹿の姿は見ていて滑稽極まりない。
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、馬鹿丸出しね。
囮なら目の前にいるじゃない、ほら」
(::[-=-])『……は?』
ζ(゚ー゚*ζ「私が囮よ。
残念ね、早とちりよ」
そう。
囮は最初から最後までデレシアなのだ。
相手が求める存在が動いて初めて、囮は意味を成す。
その点、デレシアはこの島にいる誰よりも適任だった。
ティンバーランドの人間はデレシアを何としても探し出し、殺したいだろう。
その望みをちらつかせれば食いついてくると思い、デレシアは一計を講じることにした。
ブーンをディに乗せ、ヒートの迎えに寄越したのだ。
彼を囮と勘違いしたショボン達はデレシアへと狙いを変え、こちらの思惑通りに動いてくれた。
(::[-=-])『何を言っている、お前は』
_
(;゚∀゚)「……手前、やりやがったな!!」
気付いたのはジョルジュだった。
彼もまた、デレシアに利用された人間だった。
声だけでも彼が焦り、苛立っているのがよく分かる。
_
(;゚∀゚)「信号弾は駄目押しか……」
(::[-=-])『何?! ジョルジュ、あれは君が撃ったんじゃ!!』
タイミングを見計らって放った信号弾は、デレシアからブーンへの合図。
深い意味のない、ただの合図だった。
それはデレシアが何らかの動きをすることを示す合図であり、作戦が順調に進んでいることを表す合図でもあった。
そして、状況からその信号弾を都合のいいものに解釈した人間がやってくる、誘蛾灯のような物だ。
狙い通りに誘われて来たというのに、自慢げに語るショボンの姿は実にみじめな物だった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板