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Ammo→Re!!のようです
636
:
名も無きAAのようです
:2017/03/28(火) 21:44:20 ID:2nMT7N0s0
デレシアの声に合わせるかのようにして、二台のバイクが商店街に姿を現した。
運転していた内の一人がバイクの上に立ち、もう一人は車体を寝かせて急制動をかける。
急制動をかけたものの、濡れた路面の上をバイクは滑るようにスライドして止まることはない。
派手な演出の中、デレシアの耳は二種類の言葉を聞き取っていた。
(´・ω・`)『英雄の報酬は、銃弾を撃ち込まれることだ!』
これはバイクの上に立った男、ショボン・パドローネの声。
勇ましく口にしたのは“ダイ・ハード”の起動コード。
高速機動戦闘に特化した棺桶で、その脚部に備わった高周波装置を内蔵した一対の可変式の楯は攻守を両立するための武器だ。
同クラスの棺桶を蹴りで破壊することのできる数少ない棺桶だ。
(´・_ゝ・`)『姿は見えないが殺意は見える!』
そしてこれは、バイクをスライドさせて死角を作ろうとした男の声。
カメラと肉眼の両方で透明人間となる事の出来る“インビジブル”の起動コードだ。
本命はこの男、つまり、デミタス・エドワードグリーンだろう。
視界を支配すればデレシアを討てると信じている、浅はかな馬鹿の考えそうなことだ。
(::[-=-])『これで終わりだ、糞女!』
バイクからショボンが飛び上がる。
陽動目的なのがまる分かりである。
その証拠に、デミタスは早くも光学迷彩を起動させて姿を風景に溶け込ませている。
インビジブルが雨の日に弱いことも知らずに、実に健気なことだ。
デレシアは突然現れた二人の増援に対して動揺を見せることもなく、最初の狙いを哀れなデミタスに定めた。
だが、思わぬところから聞こえた銃声がその場を凍り付かせた。
着地と同時に攻撃態勢に入ろうとしていたショボンの足元にジョルジュが発砲したのだ。
_
(#゚∀゚)「……手を出すなよ、ショボン」
抜き放たれているのはスミス&ウェッソンではない。
強化外骨格の堅牢な装甲を貫通可能な大口径拳銃。
60口径の超大型回転式拳銃“オートマチック・ツェリザカ”。
その威力は、分厚い装甲で24時間使用者を守り通すという設計をされた“トゥエンティー・フォー”の装甲を難なく貫通する。
フルオート射撃にも対応し、装弾数は六発。
必殺の弾がそれだけあれば、ダイ・ハードなどいともたやすく行動不能に陥らせることが出来る。
(::[-=-])『……何かあると思ったら、やっぱりそうか。
ジョルジュ、君はデレシアと面識があるんだな?』
_
(#゚∀゚)「うるせえ、すっこんでろ。
禿野郎が」
この性格は昔から変わっていない。
ジョルジュは縄張り意識、獲物意識が非常に強い男だ。
デレシアを追うきっかけになったのもその性格が原因であり、今こうしてデレシアの前に現れている原因でもある。
この絶好の機会に仲間割れをするとは、流石ティンバーランド。
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