したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

Ammo→Re!!のようです

634名も無きAAのようです:2017/03/28(火) 21:39:04 ID:2nMT7N0s0
もう、この問答を続けていることがデレシアは悲しかった。
彼女の知るジョルジュが別の物へと変わってしまったことを実感してしまう。
今すぐにその頭を吹き飛ばして殺すことも厭わないが、彼には最後まで踊ってもらいたいという気持ちが強かった。
それが知り合いとしてかけてやれる、せめてもの慈悲だった。

ζ(゚ー゚*ζ「気持ちは嬉しいんだけど、残念。
       私、今の貴方にはとてもじゃないけど興味を持てないの。
       理由や目的はさておいて、ティンバーランドなんかに墜ちた貴方は魅力に欠けるわ。
       本当に残念。 えぇ、本当に」
  _
( ゚∀゚)「残念に思われようが何だろうが、俺は俺のやりたいことをやるだけだ。
    俺の正義に殉じる、それが俺の生き方なんだよ」

ζ(゚ー゚*ζ「同じ考えのトラギコの方が、まだ筋が通っているわね。
      あの子、まるで昔の貴方にそっくり。
      後輩を見習ったらどうかしら、“汚れ人”のジョルジュ・マグナーニ」

若かりし頃のジョルジュを彷彿とさせる、トラギコ・マウンテンライト。
彼は彼なりに正義を貫こうとしている。
ティンバーランドに堕ちることなく、デレシアを追ってきている。
自らの努力と実力でデレシアの正体を調べ、見つけ出せるかもしれない人間として、彼女はトラギコの行動を温かく見守ることにしていた。

墜ちたジョルジュとは違う進み方を、デレシアは期待していた。
少なくとも、今のジョルジュよりもよほど期待できる人間だった。
  _
( ゚∀゚)「はっ、知ったこっちゃねぇ。
    それに、汚れるのは俺の特技なんでな。
    お前の秘密、教えてもらうぞ、デレシア」

ζ(゚ー゚*ζ「女の秘密を暴こうなんて、無粋な人ね」

ローブの下ではすでに銃把に手が伸びていた。
ジョルジュ相手に油断はできない。
彼を評価していたのは何も、その信念と在り方だけではない。
  _
( ゚∀゚)「無粋も俺の特技の一つなんだよ。
    ……手足の1、2本は覚悟してもらうぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「魅力のなくなった貴方に、もう興味はないの。
       そこを退きなさい。
       それとも、力づくで退かされたいのかしら?」

そして。
ジョルジュは口にする。
戦いの口上。
必殺の決意を。

  _       Go ahead.       Make my day.
( ゚∀゚)『……お も し れ ぇ 、 や っ て み ろ』


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板