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Ammo→Re!!のようです
631
:
名も無きAAのようです
:2017/03/28(火) 21:35:22 ID:2nMT7N0s0
ブーンにはまだやるべきことがある。
やらなければならないこと。
やらなければ一生後悔すること。
その瞬間までは気を抜くことはできない。
――ディは何も喋らなかった。
彼女はバイクであり、喋るようには設計されていなかった。
だがもし、彼女に言葉を発する機能が備わっていたならば、ブーンの決意に対して称賛を送っていた事だろう。
だが彼女は喋ることはなかった。
ブーンを乗せたディは、事前に入力された場所に向けて静かに、だが迅速に移動を続けた。
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信号弾が打ち上げられたその真下には二人の人間がいた。
二人がいるのは古びた商店街。
勿論、この嵐と空気の中で店を広げている剛の者はいない。
一人はカーキ色のローブを見に纏い、頭から被ったフードの下に豪奢な金髪と宝石のような空色の碧眼を持つ女性。
この島で多くの人間を巻き込む嵐の中心。
デレシアは豪雨の中でもはっきりと耳に届く澄み切った声で、対峙する男に言葉を送った。
ζ(゚ー゚*ζ「貴方がいると聞いていたけど、流石ね。
ジョルジュ・マグナーニ」
フルネームで名前を呼ばれたジョルジュはと言えば、黒のポンチョを被り、その鳶色の瞳はギラギラと輝いている。
馳走を前にした野犬のようだった。
_
( ゚∀゚)「……久しぶりだな、えぇ、おい」
その言葉は再会を喜ぶというには、あまりにも愛想が無く、残忍な響きに満ちていた。
何より、ジョルジュの目がデレシアを視線だけで射殺さんばかりに鋭い輝きを放ち、言葉以上の殺意を向けていた。
大の大人であっても射竦めるというその視線だが、デレシアにとっては蚊が刺す程のものにも感じることはない。
涼しげにその声と視線を流し、あくまでも自分のペースで話を続ける。
ζ(゚ー゚*ζ「そうね、えぇ、本当に久しぶりね。
警察を辞めたそうね、貴方は」
ジョルジュは警察官として、何度もデレシアの前に現れたことがあった。
当時の彼は正義感に満ち溢れ、そして、その正義の執行の仕方が今のジュスティア警察とは対照的に暴力的な人物だった。
彼なりの正義を果たし続けることで多くの汚れ仕事を引き受けることとなり、付いた渾名は“汚れ人”。
しかし、彼が汚れなければ生き延びて多くの人間に危害を加えた犯罪者がいたのも事実であり、その存在は警察の中でも暗黙の内に受け入れられていた。
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