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Ammo→Re!!のようです

6名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 19:49:58 ID:F94asbco0
走り始めて一時間以上が経過したが、ホテルに到着する気配は一向になかった。
尾行車を警戒しての行動だとしたら、いささか時間をかけすぎている。
先ほどから後方を見てはいるが、それらしき車両を見かけてはいない。
何かを考えているのだろう。

トラギコをどこかに連れ込み、拷問をする算段でも立てているかもしれない。
セダンは似た景色の道を繰り返し通りながらも、確実に島の奥へと向かっている。
流石に我慢が出来なくなってきたトラギコは、運転席に仏頂面で座るヅーの方を向いた。

瓜゚ー゚)「何ですか?」

相変わらず、この顔が腹立たしい。
何もかもを知っている人間だけが出来る、落ち着き払った表情。
忌々しいこの女は常にその表情を顔に貼り付け、接してくる。
自分が上位にいることを示すかのような表情は、己の知識と技量の裏返しだ。

それだけ自分に自信があり、相手よりも勝っているという確信があるのだ。
上司でなければ殴っているところだ。

(=゚д゚)「どこに向かっているラギ?」

視線を窓の外に戻し、トラギコは質問をした。
思えば、このセダンに乗車してから初めての発言だった。

瓜゚∀゚)「ホテルです、遠回りですが」

返答したヅーもまた、視線を前に固定したままそれに応じた。、
表情は微塵も変化がなかった。

(=゚д゚)「あんまり時間をかけてほしくないラギ」


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