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Ammo→Re!!のようです

598名も無きAAのようです:2017/02/18(土) 23:31:13 ID:gHb2Rkgo0
返答はない。
声を聞かれまいとしているのだろう。
だが代わりに、反応があった。
奇妙なオブジェと化しているジェーン・ドゥへと近づき、右腕に備わった巨大な杭打機で背中から胸を一撃で貫いた。

あれでは中にいる棺桶持ちもひとたまりもないだろう。
背中から生えていた腕がその一撃に合わせて大きく痙攣し、二度と動かなくなった。

(=゚д゚)「……?」

ノハ<、:::|::,》『……やっぱりな』

流れ出てきたのは血ではなく、強化外骨格でよく使用される潤滑油と冷却水だった。

ノハ<、:::|::,》『後はあんたらで好きにしな』

<::[-::::,|,:::]『そうか、と黙って聞くと思うか』

(=゚д゚)「よせよ、ショーン。
    そいつはショボン達とは無関係だ、俺が保証するラギ」

この騎士は、どこまで馬鹿なのだろうか。
狙うべき獲物が増える事を嘆くのではなく、歓迎するなど正気の沙汰ではない。

ィ'ト―-イ、
似`゚益゚似『それを判断するのは我々だ。
      ヅー、いつまでそこにいる。
      さっさと正義を果たせ』

(::[ Y])『……』

こんな時でさえ、騎士は騎士の心を持っていることにトラギコは心底呆れた。
せめて赤毛の女は関係ないのだから、構わなければいいのに。
人の忠告を聞かず、目の前に転がる物事を悪と正義の二極化するのが彼らの悪癖だ。
再度の命令に対して、ヅーは静かに答えた。

(::[ Y])『それを判断するのは私です。
     正義は、私がこの目で見極めます』

それは、トラギコがこれまでに聞いたことの無いヅーの反抗的な言葉で、彼女が口にした中で最も刺激的な言葉だった。


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