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Ammo→Re!!のようです
595
:
名も無きAAのようです
:2017/02/18(土) 23:25:45 ID:gHb2Rkgo0
ィ'ト―-イ、
似`゚益゚似『……貴様か。
同じ手は食わんぞ!!』
そして、エクストが駆けだした。
颶風と化した彼の突進に対して、現れたばかりの黒い棺桶は両腕を天に着き上げるだけ。
だがそれで十分な行動であることを、トラギコは知っていた。
(;=゚д゚)「馬鹿!! 火炎放射兵装ラギ!!」
言った時にはすでに彼の言葉を肯定するかのように、黒い棺桶の両腕から炎が吐き出された。
降り注ぐ炎が周囲一帯を包み込み、壁を、地面を、窓を、屋上を、暗雲の立ち込めはじめた空を紅蓮に染め上げる――
ィ'ト―-イ、
似`゚益゚似『食わんと言った!!』
(:::○山○)『?!』
――はずだった。
エクストの狙いは黒い棺桶ではなく、それが炎を使用すること。
両腕から炎が噴射された時にはエクストはすでに黒い棺桶の頭上に高々と飛翔し、炎の全てをその体で受け止めていた。
当然、その全身は高周波振動によって守られ、燃料もろとも炎を打ち消す。
(:::○山○)『……流石アルね』
<::[-::::,|,:::]『感心している暇があるのか?』
背後。
それも、最も対応が困難な下方からの声だった。
深く腰を落としたショーンが幻の様にそこに現れ、すでに抜刀の姿勢に入っていた。
(:::○山○)『っ!?』
間を開けない連撃。
一瞬の内に成立した連携に、誰もが驚いたことだろう。
だが彼らは円卓十二騎士。
十二人の最高戦力は、いついかなる時でもその力を発揮できるからこその存在。
<::[-::::,|,:::]『せぁっ!!』
巨大な高周波刀が黒い強化外骨格を捉える。
その刃が黒い棺桶を両断するかに思えたが、思わぬ事態がその手を止めさせた。
背中から入った刀が最初に切り裂いたのは、特殊な液体が詰まっていたタンクだった。
どこの装甲よりも堅牢に設計されていたタンクだったが、高周波刀の前には意味をなさなかった。
それが命運を分けた。
その液体は空気と触れることで爆発的に燃え広がり、その粘度は微量であれば高周波振動によってふるい落とされるが、大量に付着した場合はその逆の現象が起こる。
即ち、刃が燃えるのだ。
流石に得物が燃えたことに驚き、ショーンは咄嗟に刀を引いた。
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