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Ammo→Re!!のようです
576
:
名も無きAAのようです
:2017/02/18(土) 22:42:30 ID:gHb2Rkgo0
名を呼ばれたシナー・クラークスは視線をショボンに向けたが、組んだ腕は解かなかった。
自分が何故名前を呼ばれたのか、彼は分かっている様子だった。
(´・ω・`)「トラギコを殺し損ねた時、何があったのかをもう一度話してくれるかな?」
( `ハ´)「……“番犬”ダニー・エクストプラズマンが来たアル」
細い目をより一層細め、シナーは忌々しげに語った。
仔細にこそ語りはしなかったが、彼の口調から決して快い思いをしたわけではないことは確実だ。
適度な沈黙と間こそが何よりも説得力を持つことを知るショボンは、あえて三秒間無言を保った。
彼は視線を周囲に向け、シナーの言葉が浸透するのを待ったのだ。
(´・ω・`)「そして僕は、“執行者”ショーン・コネリと戦う羽目になった。
この二人はジュスティアの円卓十二騎士、つまり、ジュスティアの最高戦力の二名だ。
分かるかい? ジュスティアがそれほどまでに危機感を覚えているんだよ。
だが、あいつらには手出しはしないほうがいい」
ジュスティアが世界に誇る十二名の最高戦力。
彼らの間に階級はなく、あるのは騎士の称号を持つというジュスティア人としての誇りだ。
同等の力を持つと認め合う彼らに上下の関係、即ち上官と部下の関係はない。
全員が最高戦力であり、全員がいてこその円卓十二騎士なのだ。
彼らと戦って生き延びることができただけで御の字だ。
果たして、次も無事でいられるかどうかの保証はない。
( ・∀・)「ほぅ、それはいい案ですね。
死人は少ない方がいいですから」
マドラス・モララーは頷きつつ、湯気の立つ紅茶を一口飲んだ。
キャソックに身を包む彼はいかにも聖職者らしい格好をしているが、それはあくまでも表向きの姿なだけであって、彼は信仰を捨てた人間だった。
彼の言葉は優しげな人間のそれだが、彼は自ら手を下さないだけであって、死によって何かが救われるのであれば大賛成という考えを持っている。
ニヤニヤ笑いを浮かべるモララーの隣りにいる男は、対象的な表情をしていた。
隣で眉を顰めるのは、かつてショボンと同じ職場で正義のために働いていたジョルジュ・マグナーニだ。
_
( ゚∀゚)「円卓十二騎士が出てきたのはいい傾向とは言えねぇな」
ジュスティアのことをよく知る彼は、当然、円卓十二騎士のことを知っていた。
かつてジュスティアで警察官としてその身を正義に捧げた男は、ジュスティアの深部に触れることが多々あり、円卓十二騎士が実在する実力集団であることを理解していた。
イルトリアに対抗するために生み出されたとされる十二人の騎士。
その実力は、間違いなくジュスティア内で最強と言っても過言ではない。
ショボンも騎士たちの実力はよく知っているが、考え方はジョルジュとは逆だった。
(´・ω・`)「いや、逆だよ。
僕らでも最高戦力を相手に生き延びられることが証明されたんだ、喜ばしいことだ。
僕が手出しをしないほうがいいと言ったのは、今は我々の存在を公にしたくないからさ。
世界中にいる同志は来る日に備え、静かに歩みを進めなければならないからね。
ここでジュスティアと本気でやり合うのは、理に適っているとは言えない」
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