[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
570
:
名も無きAAのようです
:2017/02/18(土) 22:29:14 ID:gHb2Rkgo0
肉親の不始末は肉親が付ける。
研ぎ終わったナイフをM93Rし、次に弾倉に弾を装填する。
この後、強化外骨格との戦闘は必ず起こる。
通常の拳銃弾では棺桶の装甲を貫通することは出来ないため、強装弾を使用しなければならない。
強装弾はその貫通力故に生身の人間には効果が薄い。
デレシアから作戦を伝えられ、ヒートは感情の赴くまま徹底的に棺桶との戦闘を行う役割を担った。
曰く、ヒートはまだ“レオン”を使い切れていないとの事で、それがヒートの弱点でもあるとの事だった。
確かに、自分でも自覚していた。
対強化外骨格用強化外骨格、つまり、棺桶との戦闘に徹底して特化して作られたレオンが他の棺桶に後れを取ることは設計者の意にそぐわない。
デミタス・エドワードグリーンが使用している“インビジブル”は肉眼、カメラから完全に姿を隠すことに特化した棺桶だ。
だが、レオンにはその姿が見えていた。
負ける要素も、まして後塵を拝するなどあってはならないことだった。
これもまたデレシアからの情報だが、レオンは製造されたほぼ全ての棺桶に対して対抗できる能力がある。
例えば光学迷彩を用いてカメラを騙す棺桶や、猛毒を撒き散らす棺桶、強固な装甲を持つ棺桶などを圧倒できるそうだ。
つまりは、ヒートの技量、知識、そして経験不足が問題でありそれが解消されれば、今後棺桶との戦闘は優位に立てる。
今必要なのは、多くの棺桶との戦闘を経験して、ヒートの戦い方を確立することだ。
クールが使っていた棺桶が何に特化しているのかを察することが出来れば、あのような醜態を晒さずに済んだ。
遠隔操作に特化した棺桶など、これまでに見たことも聞いたこともなかった。
経験と知識不足がもたらした致命的なまでの失態だった。
例えるなら、ショットガンの特性を知らずに近接戦闘を挑んだ獣のような物だ。
獣と人間との違いは理性の差である。
即ち、戦いを挑む相手に対して理解があるか否かだ。
その点で論じるならば、間違いなくヒートは獣と同じだった。
闘争本能に従い、理性を欠いた哀れな獣。
今後は無謀な戦いは避け、確実に勝ち、殺 せ る 戦 い をしなければならない。
それが自分のためだ。
未知の敵に対しての抵抗力を高めなければならない。
人間と獣の最大の違いは、理性の有無だ。
理性が働くならば、選ぶべきは効率に限る。
取り急ぎ狙うべきは、戦闘慣れしていないながらも、持っている棺桶が厄介な人間。
最優先で潰さなければならないのは、シュール・ディンケラッカー。
“レ・ミゼラブル”は音を使って暴徒を鎮圧することに特化しており、生身の人間では対抗するのが難しいとの事だった。
トラギコ・マウンテンライトもそれに殺されかけたとの事で、もしもあの女がブーンを狙ったとしたら、非常に不味いことになる。
ブーンは人間離れした聴覚を持っており、音を使った兵器が相手の場合、影響力は計り知れない。
潰さなければならない。
ヒートの中にある優先事項の最上位に、ブーンの存在があった。
仮初の復讐を果たした虚無感に支配されていたヒートを救ってくれたブーンを害する者は誰であれ、何であれ、叩き潰す。
もう二度と失うものかと、ヒートは一発ずつ覚悟と殺意を込めて弾を弾倉に込めていく。
Bクラスの代表格であるジョン・ドゥの装甲であれば、五発ほど正確に同じ場所に当てれば穴が開くだろう。
装甲の薄い場所ならば一発で貫通できる。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板