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Ammo→Re!!のようです

554名も無きAAのようです:2017/01/01(日) 21:29:41 ID:zxzwj6ZI0
ζ(゚ー゚*ζ「この子はまだまだ世界を知らないといけないし、生き方も知らないといけないのよ。
       そういった点で言えば、今回の件はいい機会でしょ?」

(=゚д゚)「俺には手前の価値観が分からねぇラギ……」

だが、例えこの女がどのような価値観を持ち合わせていても、その力を借りられるのならば矜持は捨てると決めていた。
トラギコは諦めるようにして、深く息を吐いた。

(=゚д゚)「だけど、意地の見せ所だけは、教えてやるラギ」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとう、刑事さん。
       ブーンちゃん、それじゃあそろそろ寝ましょうか」

(∪´ω`)゛「おー」

大人しく話を聞いていたブーンは眠そうな声で返事をして、テントに戻っていく。

(=゚д゚)「おい、ブーン」

(∪´ω`)「お?」

(=゚д゚)「飯、美味かったラギよ」

(∪*´ω`)「……よかったですおー」

嬉しそうにそう言って、ブーンはテントの中に入っていった。
暫くの間、トラギコとデレシアは言葉を発さなかった。
薪が爆ぜる音が静かに森に吸い込まれていく。
火の粉が夜空に舞い上がり、冷たい風がそれを攫って行った。

ζ(゚ー゚*ζ「……それじゃあ、明日の話をしましょう」

(=゚д゚)「あぁ、頼むラギ」

デレシアはほうじ茶をトラギコのカップに注いで、それから、ゆっくりと話を始めた。
計画に必要な物、人間。
今後トラギコ達がとるべき行動と、ショボン達がとるであろう行動。
細かなタイミングに至るまで話を聞いたトラギコは、素直に感心していた。

この女の素性は分からないが、味方になればこの上なく頼もしい存在となるのは間違いない。
そうして話が続き、時間が流れていく。
アクセントから出身地を探ろうと試みるも、彼女のアクセントは非常に綺麗な物でどこにも癖はなかった。
滑らかに積み出される言葉はまるで歌の様にも聞こえた。

話が終わり、腕時計を見ると夜の十一時を過ぎていた。

(=゚д゚)「アサピーの馬鹿たれが俺を探してるって言ってたな。
    あの馬鹿を迎えに行ってくるラギ」


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