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Ammo→Re!!のようです

548名も無きAAのようです:2017/01/01(日) 21:16:42 ID:zxzwj6ZI0
特長を覚え、警察本部にある犯罪者のリストと照合すればその正体が分かるかもしれなかった。
しかし、この面倒な事態が収束してから調べても十分に間に合うし、デレシア以上の重要人物ではないはずだ。

ζ(゚ー゚*ζ「もう体は動くでしょ?
      さ、外で食べましょう」

(=゚д゚)「あ、あぁ……」

この女は、トラギコを脅威とみなしていない。
利害の一致が無ければすぐにでも切り捨てられる便利な駒程度に思われているのだろう。
ジュスティア警察の有名人である“虎”など、この女にとっては道端にいる野良猫と同じなのだろう。
決して馬鹿にしているわけではなく、本当にその程度の存在としてしか認識していないのだ。

荒野に生きる肉食獣が小さな羽虫を見下していないのと同じ。
多少の口惜しさと共に体の節々に痛みを感じつつ、トラギコは立ち上がる。
眠っている間に包帯が新しい物になっていたことに、その時になって気が付いた。

(=゚д゚)「ちっ……」

子供とは言え、そこまで気を許してしまったとは。
枕元にコンテナと拳銃が置かれたままになっているのを見て、デレシア達に本当に敵意がないことは分かる。
本当に敵意があればわざわざ車からトラギコを助け出し、手当てをするはずがない。
見方を変えれば、これを使ったところで大して意味がないと言いたいのかもしれない。

両方の武器を手に取って、トラギコはテントを出た。
焚火を前にブーンがクッカーを持って何か作業をし、デレシアはそれを傍で見守っている。
赤毛の女はいなかった。
テントの中にいた時にはそこまで強く感じなかったが、森の中はかなり冷え込んでいる。

温かい酒でも飲みたい気分だ。

(=゚д゚)「よぅ、お前が包帯を代えてくれたのか?」

(∪´ω`)「お、そうですお……」

ブーンの持つクッカーには、分厚いベーコンが乗っていた。
香ばしく焼けたベーコンは三枚。
ブーンはフォークを使ってその焼き色を見ながら、焚火にクッカーをかざす。

(=゚д゚)「ありがとうな」

(∪*´ω`)「お…… どういたしまして」

ζ(゚ー゚*ζ「お酒は飲む?」

(=゚д゚)「いや、止めておくラギ」

長居をしすぎる訳にはいかない。
ここで傷を治療してもらっただけでも大助かりだ。
後はデレシアの魂胆を聞いてから、最初の提案を反故にして独自に動けば――


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