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Ammo→Re!!のようです
541
:
名も無きAAのようです
:2017/01/01(日) 20:39:40 ID:OQQmnSoU0
母なりの慈悲なのか、それとも別の要因なのか、それを推測する余裕すらヒートにはない。
頭上から浴びせられる言葉はヒートの前身に突き刺さる針となり、思考を麻痺させる。
川 ゚ -゚)「全てとは言わんが、半分は私の責任でもある。
お前の後に私の腹から出てきた糞の塊がいただろう?
あの瞬間、私は絶望したよ。
害虫を生み出す人間だった自分を知り、更に、その可能性を持つ男と結婚したことに。
害虫をこの世から消滅させる最善の方法は母体を消し去る事だ。
だがその前に、まずは生み出してしまった膿どもを拭きとらねばならん、だろ?
世界中に散らばる害虫を消す前に、まずは足元の掃除からだ。
出来るだけ楽に殺すために爆殺しようとしたのだが、詰めが甘かったのだな。
いや、それとも同じ虫螻の血が混じっているからか?
まぁどちらでもいい、今度こそ私がこの手で殺してやる。
それが、母親としてしてやれるせめてもの慈悲だ」
絶句したまま、ヒートは何一つ身動きできなかった。
何を母に言われたのかは分かるが、理解が出来なかった。
あの事件を仕組んだのが母親、などと今言われても理解できる方が稀だ。
復讐を果たしたはずのヒートの行いは全て無駄であり、その黒幕である人間はこうして目の前に生きている。
心を殺し、人を殺し続けてきた歳月。
それら全てを頭上の女が否定し、嗤って、そして――
川[、:::|::,]『さぁ、死ね』
――黒い異形が、頭上から襲い掛かってきた。
思考とは別に、ヒートの体が動いた。
何百、何千と死地を潜り抜けてきた彼女の体細胞は反射的に体を動かした。
砲弾を彷彿とさせる蹴りを避け、反撃の回し蹴りが無意識の内に放たれていた。
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