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Ammo→Re!!のようです
540
:
名も無きAAのようです
:2017/01/01(日) 20:36:33 ID:OQQmnSoU0
マフィア同士の抗争による爆破事件によって、ヒートは自分以外の家族を失った。
そして、復讐鬼と化した。
鬼となり、事件に関わった全ての人間を殺した。
揺篭で寝ていた赤子も殺した。
両手は血で染まり、最後に、爆破を指示したマフィアの首領とその家族を惨殺した。
一つの組織を壊滅させ、ヒートの復讐は終わった。
終わった、はずだった。
川 ゚ -゚)「間違いない、ヒートだな」
ヒートがプレゼントしたブレスレットに血を残し、木っ端みじんに吹き飛んだはずの母親、クール・オロラ・レッドウィングが現れるまでは。
アパートの屋上から見下ろすその姿は、六年前に見たものと同じ。
声も、風になびく黒髪も。
疑いの余地もなく、母親だった。
ノハ<、:::|::,》「ど、どうして……」
敵前だというのに、ヒートは動揺を抑えるという事を考えられなかった。
血のように赤い夕焼け空を背に、クールは表情一つ変えずにヒートを見下ろしている。
川 ゚ -゚)「どこから話したものか難しいが、私はこうして生きている。
これは事実だ」
ノハ<、:::|::,》「一体、どうして……生きて……
今まで黙って……」
川 ゚ -゚)「あぁ、私がどうして生きているのか、という事を知りたいんだな。
いいだろう、教えてやる。
あれは私が仕組んだことだからだ」
昔と同じく、表情一つ変えずに言い放った一言はヒートを恐怖させた。
戦慄さえした。
鐘の音が響く中、はっきりと聞き取った言葉は、撃ち込まれたどの銃弾よりも鋭くヒートの体を貫いた。
否、抉り、腐食させた。
ノハ<、:::|::,》「ど、どうし……て……」
指先から血の気が失せて行く。
全てを否定するたった一言は冷酷無比な殺し屋、レオンをその場にくぎ付けにし、隙を作った。
これが殺し合いの間で行われていれば、ヒートの命はこの瞬間に失われていた事だろう。
だがそうはなっていない。
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