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Ammo→Re!!のようです
529
:
名も無きAAのようです
:2017/01/01(日) 20:06:31 ID:OQQmnSoU0
(∪;´ω`)「お?!」
その瞬間、新たな視線の持ち主がブーンを取り囲むようにして現れた。
音もなく、静かに。
風に運ばれて鼻に届いた香りと雰囲気に、ブーンは安心感を覚えた。
(∪´ω`)「ししょー?」
それは師匠であるロウガ・ウォルフスキンの香りであり、雰囲気だった。
静かに現れた狼の群れはそのまま静かにブーンの傍に寄り、三匹がブーンの前に立った。
十匹の狼達が立つ位置は、明らかにブーンを守るための配置だ。
/i/i、
ミ ゚(叉)
直立すれば人間の大人ほどもある全身を覆う灰色の毛はまるで銃身のように鈍く輝き、低い姿勢はいつでも高速で移動し、攻撃を加えられるように計算された構えをとっている。
何故この狼達がブーンを守るのか、彼は知る由もなかった。
だが理由はどうあれ、狼を前にした“あれ”は鼻を一度鳴らしただけで攻撃の意志を示さないまま、森の奥へと歩み去ったのは紛れもない事実だった。
一気に緊張の意図がほぐれたブーンの周りに、狼達が集まってくる。
一定の距離を保ったままそれ以上近付いてこようとはしないが、透き通った黄金色の瞳を向けて興味深そうにブーンを見ている。
これもまたブーンの知らない事だったが、この森において狼はグリズリーと同じ領域に立つ生物だった。
グリズリーが個の強さの化身であれば、狼は集団の強さの化身だ。
(∪´ω`)「お」
群れの長と一目で分かる一際大きな体の狼が、ブーンの前に歩み出た。
四足で立っていてもブーンよりも大きく、後ろ足で立ち上がればいつか見た強化外骨格よりも大きいだろう。
/i/i、
ミメ゚(叉)
特徴的だったのは、その顔に付いた傷だった。
それが銃傷であることにブーンはすぐに気付いた。
銃を使う生き物は人間だけ。
つまり、この狼は人間に撃たれ、そして生き延びたのだ。
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