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Ammo→Re!!のようです
517
:
名も無きAAのようです
:2017/01/01(日) 19:39:01 ID:OQQmnSoU0
(=゚д゚)「いいか、ガキが大人を気遣うな。
俺が時間を稼いでやるラギ。 お前が逃げろ」
(∪;´ω`)「でも、トラギコさん、けがしてて……」
(=゚д゚)「あの女達は教えてくれなかったかもしれないが、いいか、覚えておけ。
俺は一度だけしか言わねぇラギ。
男には、絶対に譲れない意地ってものがあるんだよ。
ガキに守られるってのはな、我慢できねぇんだよ、俺は」
(∪;´ω`)「……あっ!」
気付いた時には、ワタナベの匂いがより濃く、そして呼吸の音が聞こえるまでの距離に近づいていた。
テントのすぐ外に人がいると分かり、ブーンがトラギコに警告するよりも早く、トラギコはブーンの体を己の背後に引き摺り倒した。
ジッパー式の入り口が開き、現れたのは白いワンピースに身を包んだワタナベだった。
垂れ下がった目尻には攻撃的な印象は一切ないが、それでも、瞳の奥に宿る狂気の色は健在だ。
从'ー'从「はぁい、刑事さんお元気ぃ?
……って、あらぁ?
いつぞやの仔犬君じゃなぁい」
(∪;´ω`)「……」
甘ったるい声と香り、そして気だるげな表情。
死を運ぶ大量殺戮者であるワタナベの佇まいは妖艶な娼婦の様だったが、その本質を知るブーンは決して気を許しはしなかった。
トラギコがブーンを庇うようにしてゆっくりと立ち上がり、ワタナベにその鋭い視線を向けた。
狭いテント内に、ただならぬ空気が満ちる。
(=゚д゚)「久しぶりって程でもねぇが、何の用ラギ?」
从'ー'从「忘れ物、届けにきたのよぉ」
そう言ってワタナベはアタッシュケースを掲げて見せた。
それが誰のものなのか、ブーンは漂ってきた匂いで理解した。
トラギコの物だ。
長年使いこんだのだろうか、匂いが鉄の中にまで染みついている。
(=゚д゚)「……ブリッツのコンテナか」
从'ー'从「そうよぉ、刑事さん忘れて行っちゃうんだものぉ。
それと、車の中にも忘れ物があったから持って来てあげたのよぉ」
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