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Ammo→Re!!のようです
480
:
名も無きAAのようです
:2016/10/03(月) 21:49:17 ID:slfccTV.0
デレシアが聞きたいのはその言葉ではない。
彼の口から聞きたいのは、もっと別の言葉なのだ。
暫くは彼に葛藤を味わってもらい、それから欲しい言葉を引き出せばいい。
今は、ゆっくりと考えさせたかった。
レモンティーを一口飲み、ほっと一息つく。
ブーンもそれに倣って、一口飲み、二口飲んだ。
甘くて温かい飲み物は人を落ち着かせる。
(∪´ω`)「お……」
ζ(゚ー゚*ζ「うん?」
(∪´ω`)「ぼく、ヒートさんの……おてつだい、したいです」
ζ(゚ー゚*ζ「ヒートが何をしようとしてるのか、分かってる?」
(∪´ω`)「わかりませんお……でも、ぼく……
なにもしないでいるのは、なんだか……いやで……」
そう言って、ブーンはカップに口をつける。
子供らしい純粋な言葉だった。
及第点だが、合格だろう。
出来ればもう一歩進んだ言葉が欲しい。
ζ(゚ー゚*ζ「それはどうしてなのか、分かる?」
(∪´ω`)「……うまくせつめいができないんですけど、ぼく、ヒートさんのことがたいせつで、それで」
それで、の後に続くはずだった言葉は銃声によって遮られた。
その銃声はあまりにも大きく、鈍く、そして暴力的だった。
(∪;´ω`)「お?」
ζ(゚、゚*ζ「……ダーティ・ハリーね」
この馬鹿でかい銃声は、強化外骨格の“ダーティ・ハリー”が生み出す物に酷似している。
持ち主であるジョルジュ・マグナーニがこの島にいることを知るデレシアは、銃声が聞こえたことに意外さを感じなかった。
彼が歩く先々では銃声が響く。
ただ、彼が何故銃を抜いたのかが問題だ。
続けて銃声と大きな物音が聞こえ、銃声が連続した。
車でも落ちたのだろう。
ζ(゚、゚*ζ「……」
いや、車は落とされたのだろう。
誰かが乗る車をジョルジュが撃ち、落とし、追撃したのだ。
すでに警察を辞めたジョルジュが今になって何を追っているのか、嫌な予感がした。
かつてデレシアを追っていたジョルジュが今追っているのは、ひょっとしたら、理想なのかもしれない。
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