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Ammo→Re!!のようです
476
:
名も無きAAのようです
:2016/10/03(月) 21:44:18 ID:slfccTV.0
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rY. `ー‐≧ー-: : : : : : : : 彡≦<: : : : : : : : \
';:', `ミー―彡: : : : : , イ ;彡"; - : : _: : :__:_:_: _ ハ
';:', `ミ、: : : : : /: / ;> " .,、 ハ:::}/彡"〉´
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.〉ゝ / 〃"{:/ { ` ,イイ: : /`ー/
r〈/Ⅵ r==≠ミ、, --ゝ、 {./:/ー彡'
.',..∨:| }: : : : ; / ', ヾ‐'´;.イ
August 10th AM09:00
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例の記者の名前は、アサピー・ポストマンというらしかった。
病院に運び込まれてから彼はすぐに警察の監視下に置かれ、厳重な警備の中で治療を終え、今は個室に移されて眠っている。
どうやら彼の重要性についてはジュスティア警察も目を付けているようで、ティンバーランドとヒートを合わせて三つの勢力から狙われていた。
警察が並々ならぬ警備態勢で病院を守っているため、ヒートはアサピーの持つカメラを手に入れる事が非常に困難なのだと理解した。
ジュスティア警察は時として無能だが、規則に忠実な彼らが一度守りを固めるとなれば一筋縄ではいかない。
どこまで彼らが本気でアサピーを守ろうとしているのか、それによってヒートは攻め方を変えなければならない。
今考えられる中で有効なのは、様子を見つつ第三の勢力であるティンバーランドがアサピーを襲い、警察を翻弄する時を待てばいい。
病院内にある喫茶店でカフェインレスのコーヒーを飲みつつ、事態が動くのを待つことにした。
時折別れ際に見せたブーンの顔がちらつき、過去の一場面がフラッシュバックする。
ブーンを悲しませるつもりはなかった。
出来れば彼の傍にいてやりたい。
だが今は無理だ。
今の姿はとてもではないが見せられない。
復讐に目をぎらつかせる獣と化したヒートは、とても醜い顔をしている。
捨てたはずの殺し屋の顔、復讐鬼の顔。
躊躇うことなく赤子も殺す畜生の顔だ。
家族を一瞬で失った六年前。
ヒートは復讐を果たすため、殺し屋になった。
爆殺された家族の中には、歳の離れた弟もいた。
弟は世界の穢れも、罪も、何もない無垢そのものの存在だった。
殺される必要など、何もないはずだったのに。
ヴィンスで起きたマフィア同士の抗争でヒートの家族は彼女を残し、皆死んだ。
幼い弟も死に、ヒートは背中に消えない火傷を背負って生きることになった。
一年のリハビリと訓練期間を経て、五年の歳月を費やして復讐は果たされたはずだった。
何としても、今回の爆破の犯人には口を割らせなければならない。
そして、今度こそ過去の清算をする。
取りこぼしのないように、徹底的に。
アサピーの様子を見に行くため、ヒートはカフェを後にした。
階段を上ってアサピーの病室に行こうとした時、鈍い物音がした。
そして病室の前にいた警官二人が病室に駆け込んだ。
これは、思いもよらないタイミングに出くわしたようだ。
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