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Ammo→Re!!のようです
474
:
名も無きAAのようです
:2016/10/03(月) 21:41:48 ID:slfccTV.0
目の前にいるデミタスが素人だとしても、あそこまで計画性のない攻撃をしてくるとなると、得手不得手の問題でもない。
自分が不死身の兵士になったと勘違いして地雷原を突っ走る狂信者と同じだ。
(;´・_ゝ・`)「ちっ……!!」
状況が今になって不利だと理解したのか、デミタスはゆっくりと後退って逃げようとする。
まさか、とヒートは気付いた。
先ほどまでデミタスが優位に立っていたのは、その姿が見えなかったからだ。
だが今はその姿がはっきりと見えているため、ヒートが劣る要因はどこにもない。
デミタスはそのことにまだ気付いていないのだ。
未だ自分は不可視の存在だと信じているからあのような無謀な攻撃を仕掛け、今は音もなく逃げようとしている。
狙うなら、今だ。
ノハ<、:::|::,》「逃がすと思うのかよ!」
脚部のローラーを稼働させ、ヒートは加速してデミタスを追う。
肉薄するヒートに、デミタスはようやく気付いたようで、建物の壁を伝ってヒートの追撃を躱し、屋根伝いに逃亡した。
逃げ足の速さは流石と言える。
これまでに幾度となく警察から逃げ続けてきた自称怪盗は、逃走経路の確保に関しては間違いなくプロだ。
ノハ<、:::|::,》「……くそっ」
この場に現れたのは偶然ではなく、ヒートを狙っていたのか、それともあの新聞記者を狙っていたのか。
何かしらの手がかりを残しておいてくれれば良かったのだが、何もなさそうだ。
コンテナを拾い上げ、レオンをそこに戻す。
ノパ⊿゚)「……ん?」
物音が聞こえた様な気がして、新聞社の建物に目を向ける。
誰かが何かを喋り、物が床に落ちる音がした。
争っているにしては、随分とのんきな音だった。
やがて音が止み、抵抗が終わったのだと分かる。
ノパ⊿゚)「まさか……」
その時、疾走する影が目に飛び込んできた。
猛烈な速さで駆け抜ける男は、その背に棺桶を背負っていた。
ネイビーブルーの迷彩服を身に纏った男が窓ガラスを砕いて新聞社に入ったのを見て、ヒートはただならぬ予感を覚えるのと同時に、事態が彼女にとって都合の悪い方向に動いている事を確信した。
新聞記者を追うのは三つの勢力。
ヒート、そして所属不明の二勢力。
彼から情報を得ようとする者、情報を封じようとする者。
それぞれの思惑がある中、全てが一度に衝突するのは避けたいところだ。
少しして、巨大な銃声が連続して響いた。
間違いなく、中で戦闘が始まっている。
ヒートは引き続き建物の影に隠れ、事態が落ち着くのを待った。
狩場で争いが起こった時、それが落ち着くのを待つのが一番だ。
数分後、動きがあった。
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