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Ammo→Re!!のようです

469名も無きAAのようです:2016/10/03(月) 21:34:42 ID:slfccTV.0
ノパ⊿゚)「……何でもねぇよ」

(∪;´ω`)「お……」

人の感情の変化に敏感なブーンは、その言葉が無くてもヒートが本当は怒りを押し隠していることに気付いていた。
怒りの矛先は彼でないにしても、人の怒りはブーンにとってはいい思い出の無い感情だ。
彼が怒りの匂いを嗅ぎ取った時、ほぼ間違いなくブーンは八つ当たりの対象として暴力を受け続けてきた過去がある。

ζ(゚、゚*ζ「……探しに行くの?」

観念したように、ヒートは肩を竦めた。
その目は笑っていなかった。
氷のように冷たく、憎悪と殺意にぎらついていた。

ノパ⊿゚)「……やっぱり、あんたにゃかなわねぇな。
     あぁ、ちょっと訊きたいことがあるんでね」

ζ(゚、゚*ζ「そう。 目星は?」

爆弾を仕掛けた人間の人相が分からない事には、探しようがない。
しかしながら、方法がないわけではない。

ノパ⊿゚)「心配しなくても大丈夫さ。
    あいつらの跫音はでかい」

それはかつて殺し屋として生きてきた人間の言葉として捉えれば、十分説得力のあるものだった。
相手がプロであろうとも、彼女は探り出すだろう。
それに、相手はヒートにも用がある可能性があり、自然と彼女の方に近づいてくるかもしれない。
怪我はまだ完治していないように見えるが、ヒートがそう望むのであれば、止める権利はデレシアにはない。

これは彼女の過去に起因するものだ。

(∪;´ω`)「……ヒートさん、どうしたんですか?」

流石に黙っていられなくなったのか、ブーンがヒートに声をかける。
安心させるための笑顔を浮かべるだけの余裕もなかったが、声色を落ち着けたものにすることは辛うじて出来ていた。

ノパ⊿゚)「ちょっと出かけてこようと思ってね」

その言葉に嘘がある事にブーンは気付いた。
そして、救いを求めるようにデレシアを見る。

ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫よ、ブーンちゃん。
       ヒートが強いことは知ってるでしょ?」

(∪;´ω`)「でも……でも……」


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