[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
468
:
名も無きAAのようです
:2016/10/03(月) 21:34:01 ID:slfccTV.0
耳鳴りが周囲の音の全てを消し、平衡感覚を狂わせる。
徐々に音が戻ってきて最初に聞こえたのは、悲鳴だった。
だが悲鳴などどうでもよかった。
まずは目の前にいるブーンの息が聞こえるかどうか、それが重要だったが、彼は睫毛の数が数えられるほどの近距離から不安げにヒートを見上げていた。
自分の四肢が残っている事を確認するよりも先に、ヒートはブーンの安否を気遣った。
ノハ;゚⊿゚)「……大丈夫か!」
(∪;´ω`)「だ、大丈夫ですお……」
コンテナが爆発の威力を全て受け止め、ブーンには擦り傷すらなかった。
ζ(゚-゚ ζ「すぐにここから退くわよ」
服に付いた瓦礫を払落し、デレシアが二人に手を貸して立たせた。
その顔からは余裕が窺えないが、立ち振る舞いは冷静そのものだった。
爆破されたことに対しての怒りを完全にコントロール下に置き、状況を把握して的確な行動をとろうとしている。
今のヒートは、少なくとも彼女よりも冷静に動ける自信がなかった。
早朝の人が少ない時間帯という事もあり、三人は誰かに止められることなくディのところに向う事が出来た。
だが。
ノハ;゚⊿゚)「何で……」
ヒートは徐々に冷静さを失いつつあった。
心に渦巻く思いは、困惑。
終わらせたはずの悪夢の再来、再現に彼女が戸惑うのも無理はなかった。
先ほど巻き込まれた爆発の一連の動きは、かつて彼女が経験したものとほぼ同じだったのだから。
――“レオン”が生まれることになった、あの事件と。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|:::: ト=-_―'''"´/,ィ''ニ:'i:::. ト } `'' ソ
,!::: lヽ ヘニ、 ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ニ-'´
ノ !:: |::::ヘ. ゙=' |::: || i、lヾ- August 10th AM04:56
ー=-'|:: !:::| ハ 、 |:: l| | '__
l::. |:::l'_='` , 、ー- /|: |!,」' ,,`
l:: |::| -'='''`>=,.´-' l: l=''" |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヒートの様子がおかしいことに、デレシアは気付いていた。
ディに乗って現場から離れた場所にあるレストランに到着し、三人は今後の動きについて考えなければならなかった。
だがヒートの意識は明らかに別の場所に向けられていた。
ζ(゚、゚*ζ「ヒート、何かあったの?」
気分転換のためのハーブティーを飲みながら、デレシアは向かいに座るヒートに声をかけた。
彼女の隣に座るブーンも、不安そうにヒートの顔を見上げている。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板